フリービット会長・石田宏樹のパーソナルブログ

石田宏樹 / Atsuki Ishida
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FreeBit

SiLK VISION 2010 (中期経営計画)その1

2007.06.12 11:45 AM

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6/11に発表しました、SiLK VISION 2010につきまして
ご説明をさせていただきたいと思います。


20070611-kessan1.JPG
SiLK VISION 2010発表の様子


[2007年4月期決算、中期ビジョン資料]
http://www.freebit.com/ir/pdf/2007-06-11_2.pdf

# 長文になりますのでエントリーは、複数に分けて
# 投稿させていただきます。


1.理念と行動規範


20070611-s-26.JPG


フリービットは、理念を最も大切にしています。

企業は理念があってこそ、その形を保つことができると考えています。
企業は時代や環境によって5年~10年のサイクルでそのビジネスモデルを
刻々と変化させ適応させていくことが必要です。その際に、その変化の
方向性を保つDNAが理念なのだと思います。

フリービットの理念は、

「Being The NET Frontier!」
~インターネットを広げ、社会に貢献する~

です。

フリービットの全てのプロダクトは、

・インターネットを広げているのか?
・社会に貢献できているのか?

ということを企画段階で議論されます。単に利益を上げるプロダクトを
並べていくこともある意味必要かもしれませんが、フリービットでは
利益は当然のこと、上記の事も常に追求していきたいと思っています。


フリービットでは技術的行動指針を「Inter Engineering」と表現
しています。「俯瞰して素性のいい技術を組み合わせて、新しい
価値を作る部分」に技術の主眼を置いています。

そもそもInternet とは、netとnetの「間(inter)」をつなぐ
取り決めを行ったネットワークです。異なるnetを同士をつなぐ
仕組みのみを定義したために、どんどん自己増殖的に拡大し
現在の拡大を果たしました。

フリービットもその「そもそも論」に立ち返り、常にこの部分を
重視しています。


サービスの行動指針を「Zen Of CS」と表現しています。
CSとは、継続的サービス(Continuous Service) と、
顧客満足(Customer Satisfaction)を指します。
この二つが禅の心のように頭だけじゃなく体に染み付いて
行くことを求めています。


フリービットは、独創的技術によって生み出した価値を、
小額継続課金を膨大に積み上げていく会社です。
日々の積み重ねによって、年間約38億円の継続課金を積み上げる
ことができています。これは、我々のZen Of CS活動のひとつの
証明だと思っています。

20070611-s-28.JPG
20070611-s-29.JPG


フリービットは、Web2.0、、Web3.0、、、ではなくWebの概念に縛られた
現在のインターネットをOverlay Internetによって解き放ち、
滑らかで安全安心のSiLK(絹)のようなネットワークを構築して
行くことを使命としています。

# 実は、SiLKは単に「絹」というだけでなく、フリービットの
# 到達点のひとつを示す「略語」になっています。
# このことは、将来いつかその時が来たときにお話できれば、、
# と思っています。


20070611-s-30.JPG

また、今回フリービットとして目指すべきフリービット像も
明確に定義を行いました。

・市場を啓蒙するリスクを先んじて負う
・高成長、高利益率
・人材開発にリスクを負って取り組む


事などが設定されています。

SiLK VISION 2010 の実現のためには、優秀な人材開発が
欠かせません。2010年の時点でもフリービットでは現在の
社員数の倍程しか社員を増加させない計画です。

「そもそもITビジネスとは、人材集約型であるべきでない」

という強い思いから来ています。
また、2006年4月期から2007年4月期の推移をご覧いただければ
ご理解いただけるかと思います。

フリービットの成長を支えるには、理念を正しく理解し、
正しい技術力(技術理解力)を持ち、何より「人間として誠実である」
人材が必要です。これらを、新卒を中心にリスクを取ってじっくりと
育て上げていく計画です。

また、その他唐津市とのプロジェクト、中国無錫のNOCセンターでも
同様の取り組みを行っていきます。

2.SiLK VISION 2010 骨子


20070611-s-41.JPG


2010年4月期で

売上高  100億円
経常利益  15億円(15%)
東証一部上場を目指す


を計画として設定いたしました。

大方針としては、二つのビジネスモデル(ビジネスフレーム)を
採用することになります。


今までは、クレイトン・クリステンセン氏の定義するところの
スペシャリストモデル(B to C via B モデル)のみの展開でしたが、
このモデルだけでは、前期の経常利益がずれてしまったようにBの
意図に売上げ・利益が左右される危険性をはらんでいます。

また、スペシャリストモデルでは「ユーザーのニーズ」を間接的に
しか把握できないという問題もありました。

これらを解消するために、中期的に新しいビジネスフレームを
追加する決断をしました。

これをフリービットでは「ハイブリッドモデル」と名づけました。
フリービット自身がフリービットのコアコンポーネントAPIを
組み合わせて、「ブロードバンドとユビキタス」をハイブリッドに
最終ユーザーにご提供するモデルです。

20070611-s-46.JPG

スペシャリストモデルとハイブリッドモデルは相互に密に連携して
お互いを高めます。これは、大きなチャレンジになります。


このことによって、「Control Own Destiny」と、高い粗利率を
達成します。

20070611-s-45.JPG


既存のスペシャリストモデルと、ハイブリッドモデル この
両輪でSiLK VISION 2010 の達成を目指します。

# このモデルは昨年9月の個人戦略合宿で立案し、すでにレポートとして
# 取締役、スタッフに回覧され、上場後戦略として準備を粛々と進めて
# 来ていました。スピードが早いベンチャーの中で約1年間時間をかけて立案、検討、発表
# となったプランです。
# 参考書となったものは、クレイトン・クリステンセン著「明日は誰のものか」(イノベーションの
# 最終解)と、アルビン・トフラー著「富の未来」です。
# SiLK VISION 2010 をご理解いただくうえでの一助となると思われます。


クレイトン・クリステンセン「明日は誰のものか」(イノベーションの最終解)


アル・トフラー著「富の未来(上)」


具体的な骨子としては、

[ブロードバンド化事業]
・全商品のNGN対応(IPv6/Bridge/Native)を行いNGNの到来に備える
ハイブリッドのブロードバンドサービスを担当。競争力あるFTTHサービス
 提供する。

[ユビキタス化事業]
4つの成長領域への集中
ハイブリッド戦略を遂行。競争力あるIP電話、Overlay商品を提供。
海外進出

[コアコンポーネントAPI]
・ユビキタス化事業の成長分野を中心に、先を見据えた強化を行う。
 「垂直方向」のコンポーネント強化を自社開発もしくは資本提携
 よって遂行していく。
セマンティック化分野のコアコンポーネントAPIを開発する


となっています。


3.スペシャリストモデル(B to C via B)での計画
 ~ユビキタス化事業~


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4つの成長領域に特化して戦略を遂行していきます。

・メッセージング 事業の成長

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 楽天メッセンジャーIPビジネスホン、AjaxのWebメールシステム
 などを軸として、それらのプロダクトが将来的に融合したサービス
 なって行く予定です。これらは個人だけでなく、安倍内閣が遂行している
 テレワーカー」市場においても極めて有望であると考えています。


・VPN市場の成長

 MyVPNMyVPN USBノードを軸としてパートナーシップ戦略を
 進めます。こちらは、海外からの問い合わせもいただいています。

20070611-s-55.JPG

 先日総務省が発表した「IPアドレス枯渇問題に対する取り組み」に
 対する具体的なソリューションも「いますぐ」ご提供できます。
 この分野は当然日本だけでなく、中国やインドなどの深刻な
 IPアドレス枯渇問題の解消にも役立てます。

# 先日BaiduのRobin Leeと話したときも枯渇問題に関しては
# 大変重要であるという話をしていました。


・モノコントロール市場

20070611-s-57.JPG

 オムロンさんと共同開発したxTyleの販売等に始まり、
 POS、それからPLC+シリアルEtherを利用した自動販売機監視、
 新しいユビキタス製品の開発等様々な領域が考えられます。

 EmotionLinkを様々なOS向け対応を行っているので技術的には
 すでに完成の領域にいると思っています。

 ただ、市場規模が莫大なだけに、導入や検討にはとても時間がかかります。
 またビジネスモデルも市場に最適化していく必要があると思っています。
 これらを長い目で粛々と進めて行きたいと思っています。

 いくつかの施策によって、この分野では中・長期的には重要な
 ポジションに立てると思っています。


・通話報酬型広告事業

20070611-s-59.JPG


 通話報酬型広告市場は、2010年には3000億~4000億円に達すると
 言われています。この市場においての、トップシェア
 アドテクノロジーサービスプロバイダーを目指します。
 また、この分野においても垂直的な取り組みを資本提携も視野
 入れて進めていきます。

 また、電話という既存インフラとIPの世界を結ぶこの分野は将来的には、
 セマンティックテクノロジーと結びついて画期的な
 グレイクスルーを迎える可能性を秘めていると期待しています。


4.ハイブリッドモデル(B to C/B)での計画


こちらからは、次回のエントリーでご紹介させていただきます。

2007.06.12 11:45 AM|TrackBack(0)|FreeBit


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