フリービット会長・石田宏樹のパーソナルブログ

石田宏樹 / Atsuki Ishida
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2010年を振り返って(長文)

2010.12.31 17:37 PM

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2010年は「飛躍の実感」をテーマにスタートした。

20101231-cloud.jpg
毎年のごとく年末の福岡の実家での戦略合宿の散歩中の空!
来年はこの空のように晴れ晴れとした一年にしたい。


僕自身、新しい物事への変化は、予感、実感、体感という順序で
認識されていくという考え方を持っており、

2009年 飛躍(の予感)
2010年 飛躍の”実感”

と設定した。

SiLK VISION 2012の初年度に多く仕込んできた事を、実際に
サービスやプロダクトとして、目に見える形で出して、
”飛躍の実感”につなげること。

この点を今年のテーマに設定し、日々粛々と努力を行って来た。

フリービットが中長期的な視点での継続的成長を続けるためには、
グローバル展開が不可避であり、その為には、日本のインフラに
依存せず世界中で販売できる商品を作っていくことが必要である。

出井さんが主催するAIF(アジア・イノベーション・フォーラム)で
緒方貞子さんがおっしゃったように、
「グローバル化は、好きであろうと無かろうと進んでいく」
のである。

フリービットの成長の基礎となったISP's ISP事業は、国内において現在も
成長を続けているが、この事業は日本のインフラ事情に依存する部分が大きい。
中長期的かつ継続的な成長のためには、日本だけのインフラに依存せず世界中で
販売できる「smartなインフラ」サービスを開発することが
上場前からのフリービットの大きな課題となっていた。

また、フリービットの戦略の基礎として「母国語と密接に紐づいたプロダクトはやらない
という方針を持っている。web系のサービスの殆どは、母国語と紐づいている。

日本語という世界で1億人程しか利用しない「言語」と密接に紐づいた
サービスやコンテンツは日本語以外を話す”膨大な数”の人々にとっては
「翻訳」が必要であり、これは大変困難な作業である。日本のweb系の
サービスが世界市場で競争力をなかなか持てないのはこの部分が大きいと思われる。

フリービットのプロダクトは、母国語に依存しないレイヤのプロダクトに
なっている。

これらのポリシーに基づいて、プロダクトというレベルではなく、
事業開発”に取り組んだのが、2009年からであった。


2009年の取り組みと2010年の「飛躍の実感」へのつながりを、いくつかの
例でまとめて見る。

・クラウドインフラ

 2009年 (予感)
     メディアエクスチェンジ社(MEX/現フリービットクラウド)を買収
     事業の構造改革と共に、吉村伸特別顧問のもとフリービットが
     得意とする仮想化技術とMEXの自動運用技術を組み合わせたサービス
     (VDC)開発を開始。

 2010年 (実感)
     VDCサービスの完成とサービススタート。
     (MEX社のレガシーデータセンター事業を㈱シーイーシー様に売却。技術による
     差別化が可能な仮想化領域に特化する)

     VDCをDTIがServersMan@VPSに採用。個人向け分野を切り開く。

     GREEプラットフォームに採用。成長著しいソーシャルアプリ分野での
     道筋をつける。

     6ヶ月で約5,000台の仮想サーバーの販売を達成。

・次世代インターネット/ユビキタス家電インフラ

 2009年 (予感)
     ServersManの発表。SmartPhoneの各アプリケーションストアの
     流通を利用し全世界展開を行い、認知を得る。
     実プロダクトとして、ServersMan@CASをプラネックスコミュニケーションズ㈱様より発売。

     EXEMODEの完全子会社化、ユビキタス家電開発体制を整える。

 2010年 (体感)
     ServersMan@Androidがソニーエリクソン XPERIAの立ち上げ
     マーケティングに採用。
     iPad用ServersManの登場。電子ドキュメント市場への道筋。
     →EXEMODEのスキャナとセットとした「自炊」市場にチャレンジ。

     EXEMODEを通じて、中国最大のコンシューマーエレクトロニクス機器
     メーカーの一つである、愛国者(Aigo)との戦略提携を行う。
     (EXEMODEの役割に関してもシフトしていく)

     Aigoとの合弁企業 SmartCloudを設立。

     EXEMODEよりAndroidクラウドフォトフレーム Cast@Netを発売。
     中国でSmartCloudが筋斗雲プラットフォームを発表、中国最大の
     SNSである人人網で「音楽会」サービススタート。

     Aigoが「M2Mが生活に浸透する」をテーマに筋斗雲テクノロジーを使った
     製品群の発表。
     世界第三位の携帯事業者チャイナユニコムが筋斗雲携帯を正式採用。

 まだ「実感」までには到達できていませんが、中国でのIPv6化に関して
 実証実験を繰り返して一歩づつ前に進んでいる中、Emotion Linkを利用した、
 CPE(Customer Premises Equipment)技術が中国において特許化されました。


・インターネットマーケティングインフラ / グループ全体のセールス体制の拡張
2009年 (予感)
   TMG(トータルマーケティンググループ)を設立、Web、電話(AdSiP)を
   組み合わせた独自のセールス体制強化に向けて大規模投資を開始。

2010年 (実感)
   TMGをBitAgentとして別会社化。DTIでの獲得が軌道に乗り始める。
   フルスピードを子会社化。SEOを中心としたインターネットマーケ
   ティングノウハウをグループ内に取り込むと同時に、強力な法人
   セールス部隊をグループのITプロダクトのセールス販路として
   活用する道筋を作る。
   →フルスピードとのシナジー部分に関してはまだ「予感」の部分も多いです。


そして中期計画の「SiLK VISION 2012 ver2」を発表した。

SmartInfra提供事業を明確に

・ブロードバンドインフラ(ISP's ISP)
・クラウドインフラ(iDC's iDC)
・インターネットマーケティングインフラ
・ユビキタス/次世代インターネットインフラ(Maker's Maker)

とレイヤ毎に設定し、SiLK VISION 2012の最終年度である来期の
売上を260~280億、利益率目標10%として、26~28億と設定した。

SiLK VISION 実現のために、決算説明会等でもご説明しているとおり、
これらの事業に集中的にリソースを投入できるように、今期中に
ノンコア事業の切り離しを含めた構造改革を大胆に行っていく覚悟だ。

また、中国事業はやっと「舞台に上がれた」状態となった。

チャイナユニコムは無事採用に至ったが、チャイナテレコムに関しては、
チャイナテレコムの方針により、プロジェクト自体が半年の遅れとなってしまった。
中国では来年~再来年に本格的なIPv4アドレスの不足が始まる。
しっかりとキャッチアップしていきたい。

2011年は、”実感”した飛躍を、いよいよ”体感”する年にして
いかなければならない。さらに具体的かつ分かりやすいプロダクト化、
そしてこれらの事業での、売上と利益の創出だ。

現時点で、これらを実現していくための要素は揃ってきている。
また今後発表できるプロダクトもいくつかほぼ完成している。
このプロダクトを見ていただいたときに、本当にフリービットが
インターネットを広げ社会に貢献する」という理念に向けて、
積み上げてきた事を「体感」していただけると信じている。

2011年も、誠実に「早く動いて、早く失敗して、早く修正」し、
ブラウザに依存しない、絹のようになめらかなインターネットの
世界を切り開いていきたい。

2011年はアメリカ・ラスベガスで開催される世界最大規模の
家電見本市であるCESへのAigoとSmartCloudの共同出展で
幕を開ける。

昨年は、AigoのブースでFeng総裁と提携に関しての熱の入ったMeetingを
行ったが、今年は共同出展にまでこぎつけることができた。1年とは本当に
多くのことができるのだと”実感”した。

今年も一年ありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします!

2010.12.31 17:37 PM|TrackBack(0)|Today


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