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石田宏樹 / Atsuki Ishida
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Column

携帯電話料金に関してのタスクフォースについて

2015.12.24 16:10 PM

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このブログは、freebitのCEOとして書いてきていたために、新しいチャレンジに伴い
しばらく更新を止めていましたが、また不定期になると思いますが、書いていきたいと思います。

さて、今回は 携帯電話料金に関してのタスクフォースについて。

安倍首相が「家計への負担が大きい」として、携帯電話料金の引き下げを検討するように
高市総務大臣に直接指示をしたことで始まった「携帯電話の料金その他の提供条件に関するタスクフォース」

16日に最終会合が開催され、これまでの議論を取りまとめ、今後の方向性が示されました。
記者の方々から発表前、発表後と多くのお問い合わせを頂き、発表に先駆け、
16日のNHKの「おはよう日本」でTONEの取り組みを長尺でご紹介頂きました。
(取材は二子玉川の蔦屋家電で行われました)

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タスクフォースの内容が、料金以外の部分が一般にはわかりづらいこともあり、
メディアも料金部分だけにフォーカスしたニュースになっていたように思いました。

今回の指摘内容は、ごもっともな内容で、これらの問題点を解決するために、
「全く新しいモバイルの仕組み」を目指して2年前にfreebit mobileを始めたわけです。
「free you a bit.」(2013年11月26日のブログ)

いい機会ですので、このタスクフォースの見解に対し、
現在のTONEの「自己採点」をしてみたいと思います。


検討課題① 利用者のニーズや利用実態を踏まえた料金体系

ほとんどの方が自分が使っている料金プランを知らないもしくは、理解できていないと
いう状態ではないでしょうか。企業側の論理によってマーケティングが行われどんどん
プランが作り続けられ(細分化していき)、逆に利用者が理解できなくなっています。

また、ライトユーザーがヘビーユーザーのコストを負担しているという
「受益者負担」の逆の状態となっています。

さらには、長期利用ユーザー(企業にとって優良顧客)より、新規顧客が優先される状態ですね。

いわば「ビジネスの鉄則」から真逆に行っているということではないでしょうか?

TONE では、

・料金プランは1プランのみ、月額1000円。3分で理解いただけます。
・完全な受益者負担は、高速チケットで実現。
・長期利用ユーザーへの継続的なサービスアップデートを行うなどの優遇施策を実施。

という取り組みによりしっかりとこれらの問題を解決しています。


検討課題② 端末価格からサービス・料金を中心とした競争への転換

端末至上主義での競争はレッドオーシャンを産み、最終的には利用者のメリットが失われてきます。

TONE では、端末もさることながら、料金にとどまらず、サービス部分で
差別化を図っています。お客さま負担を極限まで少なくして、サービスを
継続的に拡充するには、接続だけでなく、端末までセットでアーキテクチャを作り、
開発・提供する必要があるというのがTONE の考え方です。

マルチレイアでのソリューションを持っていないと、接続事業者は単なる「土管屋」に
なってしまいます。ここは、ISP業界に長くいた経験から身にしみて学びました。

ISP(プロバイダー)業界も現在のMVNOと同じようなスタートを切りました。
一時は2000を超えるISPが生まれ、それぞれの差別化を打ち出していましたが、
ブロードバンド時代が始まり設備コストが増大しました。ADSLによって一気に
始まった高速化の波で、わずか3年の間に、1Mbpsあたりの販売単価はなんと
6000分の1近くまで落ちました。さらに、ISP毎の差別化部分はクラウドを中心
としたフリーミアムサービスに巻き取られていき、差別化が不可能に近くなりました。
そのため、ISPの集約が始まり現在に至っています。

TONEのサービス部分の差別化は群を抜いている状態にあります。

TONE ビデオガイド

この期間にこれだけのサービスを提供出来ているのは、freebitが10年以上かけて
コツコツと発明し続けてきた世界特許を含む基礎技術を「まるごと」使っているからです。


検討課題③ MVNOサービスの低廉化・多様化を通じた競争促進

MVNOサービスの低廉化・多様化を通じた競争促進においては、大変歓迎すべきことです。
先の章で述べたように端末だけ、回線価格だけでなく、トータルなサービスを
マルチレイヤで展開することで利用者の皆様の利便性を究極まで高めていきたいと考えています。

また、MVNOを利用しない理由として、通信品質・サポート体制への不安を挙げる利用者が
増加している
という現状が指摘されていました。

この部分は重要です。特に回線と端末をセットで提供してフルサポートを行うという
日本の携帯事業者のシステムに利用者は慣れています。回線しかサポートできない、
端末しかサポートできないというのでは生活インフラを担うことはできないと考えます。
その意味でもTONEは、リスクを負って端末から回線を含む全てを一社で統合しています。
それでこそ、「全てのヒトに安心品質」を実現できると考えています。

具体的なサポート体制としては、直営店舗・TSUTAYA店舗でのサポート、電話でのサポート、
遠隔サポート、更には、最新機種では、箱に戻すだけで自動的に不具合箇所を分析し
修正する「置くだけサポート」まで実装しています。旧端末に関してもアップデートで
近い環境を実現していきます。全て無料です。

また、MVNOにおいて今回の方向性案で大きく注目されているのは、これまでキャリアのみが保有していた
加入者管理機能の開放について。

加入者管理機能をMVNOが保有することにより、
MVNO事業者が様々なサービスの開発を行うことができるようになります。
ここで重要なのが、新サービスの方向性が「キャリアに並ぶ」ことではなく、
更に新しいイノベーションを追求できるか ということになると思います。

例えば、物理的なSIMをなくしてソフトウエア的なものにする。
端末も小さくなりますし、海外事業者との提携により海外では現地の契約を
低価格で使えるようになるかもしれない。

固定網とセットになった魅力的な電話サービスを提供する。
(FMCと言われてきた分野ですね)

IoT向けにも魅力的なサービスが生まれます。SIMがソフトウエアになることで、
機器コストがぐっと下がりますし、基本料無料もしくは極限まで少ないサービスを
生み出すこともできるでしょう。一気にこの分野が広がるかもしれません。

また、TONEでは加入者管理機能の開放を見越して、この管理機能をネットワーク、
電話、その他の3つに分離して設計しています。

電話の部分においては、独自に相互接続を行っているIP電話機能をメインに提供しており
(約80%以上の方が、IP電話のみをご利用です)、既に独自の料金体系やサービスをご提供しています。
IP電話といっても、MVNOの交換機と連携して通常のインターネットサービスとは
別の管路を準備してクオリティを担保しています。

最後に「接続料については、改正電気通信事業法に基づき、その算定方法等を定める
省令・ガイドラインの整備を着実に進め、引き続き、適正性・透明性の向上を図るべき」

という点もごもっともだと感じました。

スペックや運用状況なども“ガラス張りの運営”を行い更に透明性を高め、
MVNO全体のイメージ向上に努めていきたいと決意いたしました。

以上、現在の自己採点です!


2015.12.24 16:10 PM|TrackBack(0)|Column


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