第4話 起業準備エピソード「オフィスのレイアウト」編

第4話 起業準備エピソード「オフィスのレイアウト」編

石田宏樹写真ベンチャー立ち上げに奔走する石田氏の日常を同時進行レポート!

○○○

こんにちは,石田です。先週の「オフィス探し」に続いて,今週は仕事効率の決め手となる「オフィスのレイアウト」についてお伝えします。

オフィスの場所も無事決まり,次はオフィスのレイアウトに取り組むことになった。オフィスの設計作業は非常に楽しい仕事である半面,レイアウトの善し悪しで仕事効率からコスト効率まで大きな影響を与えてしまうために,非常にシビアな仕事であることも事実だ。

オフィスレイアウトに当たっての前提条件は以下の通り

1.広さは90坪
2.席数としては,アルバイト席を含めて50席〜55席を確保(希望…)
3.会議室スペースとしては,独立した部屋になっているものが最低1つ
その他フリースペースで用意できるだけ用意する
4.全体のセキュリティ区分は4分割。業務内容にあわせてセキュリティレベル
を変えていく。セキュリティはICカードで管理。最初から物理的セキュリティを
高めておく
5.技術関係は滞在時間が長いために,極力快適な環境を用意する
(パーティションの作り方と,イスの素材がポイント)
6.某仕事を担当するアルバイト席は,収容力がカギ。どれだけ席を確保できるか
7.空きスペースにはロッカーなどをおいて,収納力を極限まで高める
8.スタートアップ企業なので華美にならないこと

当初予定していたよりも広めのフロアを契約することができたが,実際に机やイスなどを置いてみると全然入らない!ビジネスが予想よりも早く立ち上がっているため,想定スタッフ数も大幅に増えており,どうしても「条件2」は譲れない。図面であれこれとやってみたが,やはりスペースが確保できない。そこでDTI時代のオフィス設計の「教訓」を生かしてみることにした。

「オフィスのレイアウトはプロに頼むべし」

お付き合いがあったお気に入りのオフィス設計事務所にお願いしたところ,あっさりと全席を収納してくれた。やはり,オフィスの部材やら什器やらがすべてインプットされているので,即座にソリューションを提供できるようだ。これだけの席数を収納しながらも,きちんとゆったりとした空間が保たれている。さすがはプロフェッショナル。思わずうなってしまった 🙂

また,僕たちの仕事のやり方を知っているために,何も言わなくても以下のことを考慮してくださる念の入れよう。

・技術スタッフ用の寝袋スペース
・電子レンジのための独立電源

今週でほとんどレイアウトと引越のプランニングが完了する。連休明けに工事に入って,5月中旬の引越しを狙う。やっと快適な環境で本格的なスタートが切れそうな雰囲気である。さて,予定通りに進むか…

ダイアリー

4月15日(土)
先日久しぶりにお酒を飲んだが,二日酔いにはなってなかったようだ。しかし,一週間の疲れがドッと出てダウン。藤沢には戻らず青山宅で寝て過ごす。夜,DTIのスタッフとICQで会話。いくつかアドバイスをする。がんばれ!!

4月17日(月)
先週末のNY株式市場の暴落を受けて日本でも急落。どのくらい影響が出るか少し心配。出社して新スタッフへ事業内容の丁寧な説明。今週のアクションアイテムのまとめ。一人平均15項目。あわただしい一週間になりそうだ!夜,取締役会。

4月18日(火)
新鮮なイチゴをたくさん食べてビタミン補給。頭をクリアにして出社。某氏と会社概要作成についてのミーティング。非常に洗練されたデザインになってきたぞ! 技術陣も稼働を開始。夜,溝の口にホテルをとって,泊まりこみでOEM案件に関する合宿。朝4時までぶっ続けでミーティング。協議事項発生。合宿メンバーで方向性を決める。このプランでうまくいきそうだ!

4月19日(水)
協議事項を処理するために,僕だけ午前中で合宿を切り上げて,オフィスに戻る。即刻メンバーを集めて協議,昨日考えた方向性で一決。他社との調整も終了し,すべてはいい方向へ。「災い転じて福と成す」。万事OK!!

4月20日(木)
愛用のMicrodriveのデータの一部が壊れたために,すべてデータをバックアップ。危ない危ない。昼,某シリコンバレーの案件に関して某氏来社。僕の最も得意としている分野であるので楽しくなりそう。夜フォローアップミーティング。ほぼ遅れなくプロジェクトが進んでいる。

4月21日(金)
オフィスレイアウトに関してのミーティング。かなり無理難題をお願いする。さて,どのようなレイアウトが出てくるか楽しみだ! 夜,フジテレビへ行って木村太郎さんと某案件でミーティング。オフィスに戻ってミーティングを数件行って藤沢宅へ帰る。