第40話 私的日々の勉強法

第40話 私的日々の勉強法

石田宏樹写真
お勉強中の石田氏
○○○
○○○

こんにちは,石田です。今週は,最近取材でよく質問される“僕なりの勉強法”についてお話します。

私的日々の勉強法

最近取材などで「どのような方法で勉強しているのか?」と質問される機会が多い。今日は,僕なりの勉強方法を自分自身まとめる意味で述べてみたいと思う。

僕の場合「勉強」は,大きく分けて二分される。「情報収集」と「情報の整理・消化」だ。毎日2時間くらいはこの「情報収集」にあてている。週末などは3〜4時間あてる場合もある。「情報収集」には,国内外のサイトでの最新情報のチェックのほか,読書などの時間も含まれる。時事ニュースや新商品などのいわゆる「情報(Information)」と,書物から得られる「知識」の2つを収集しているわけだ。

「情報(Information)」は,インターネットを利用するようになって格段に収集範囲が増えた。また,「知識」に関してもAmazon.comなどのオンライン書店の登場によって同様の効果が得られるようになってきた。書店や図書館でしか利用できなかった書籍検索が自分のパソコンからできてしまうのは本当にうれしいことだ。後は,お金と時間さえあれば目的の知識を得られる。

次に,主に週末などを使ってこれらの情報を「整理・消化」する。情報や知識はいわゆる「縦割り」に提供されるため,情報や知識同士の関連を見つけることは結構困難である。自分の視点から「横切り」にしてみることで,それらの情報(Information)が,戦略や知性(Intelligence)に変わってくる。

僕は,このことを高校時代の世界史選択で経験した。世界史の授業では,メソポタミアやローマなど1つの地域における歴史を縦割りに勉強していく。そのため,ローマの歴史や中国の歴史は覚えていても,「同年代の東洋と西洋はどうなっているか」など「横切り」で考えるとてんで分からなくなってしまうのだ。横から切って見てもきっちりと理解できるようになることで,縦割りの情報に厚みが出るとともに,その情報が応用できるようになる。この「情報を横からきってみる」という思考方法は高校の世界史の先生が与えてくれたものであった。

縦割りの情報群を横から自分の視点で切り出して見るだけで面白い見方が出てくる。ある事象を経済学で解釈してみたり,プログラミングアルゴリズムで説明したりすることもできてくる。このようなことをやっていると,つくづく様々な分野に流れる本質は同じものなのだろうと感じてくる。

P.S.
最近は経営指標について「お勉強」中である。

1月26日(金)
ゆっくりと眠って,来週のアクションアイテムをまとめる。昼はリクナビプロジェクトの調整。僕自身,就職活動の経験がなかったり,時代によって就職活動の形が変わっていたりで解釈するのに時間がかかる。
夕方,某組織の某氏とミーティング。思ったことを言わせていただく。夜,旧友と食事。いろいろと意見交換。変わってないね!帰ってきて,さらにリクナビのミーティング。

1月27日(土)
朝起きると外は雪景色。友人の引越しの手伝いをする。こんな日に引っ越しとは….

1月29日(月)
朝一番で,先日注文していた無印良品のソファーベッドが届く。これで,部屋に座る場所ができた。田中さんから「お勉強」のための参考書をもらう。しっかり読まないと…
今月発売の雑誌に目を通す。某社がFreeBit.ComのBuilding Blockと酷似した広告を出していた。びっくり。夕方,軽いフォローアップミーティング。夜は,焼酎を飲む会。

1月30日(火)
午後一番で,日経流通新聞の取材を受ける。楽しい取材だった。その後は「iアプリ」の検証。仕様をもっとオープンにしてもらいたいな。
夜のミーティング前に,某社副社長より突然電話。意見を聞かせてほしいとのことで出動する。食事も,飲みも入って帰って来たのは明け方3時…

1月31日(水)
少し二日酔い気味だが,気合でnetBRAINの日記を書く。とほほ。午後からは復活して,日経新聞の取材。復調できてよかった….
夜,木村太郎さんといろいろと謀議。楽しくなりそうだ。帰りは大江戸線を使う。初めて。

2月1日(木)
午前中,吉村伸師匠より電話。某社のことに関してご立腹の模様。午前中一杯「お勉強」。午後は,出社して自分のブースでひたすら戦略を練る。新接続形態のプランに関しての概案が完成。
夜,赤坂のアークヒルズで「ENGINE」鈴木編集長とお食事。いろいろと盛り上がる。その後,オフィスに戻ってきて少し仕事。今週はお食事会がとても多かった…