第56話 IMAP4 Clinet xEngine リリース!
「IMAP4 Client xEngine」開発者の大泉さんと最後の調整
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IMAP4 Clinet xEngine リリース!
FreeBit.Comでは,「いつでもどこからでもアクセスできる」という事を目標とした「ユビキタスインターフェース」というコンセプトを推進している。このコンセプトは,OpenBit.Net,特にReSET.JPにおいて強く反映されている。今回リリースした「IMAP4 Client xEngine」もこのコンセプトに従ったプロダクトであり,一言で言うと,Java AppletのIMAP4メーラーエンジンである。認証付きJava Appletの技術を使って僅か100KBの中に,通常利用に必要なIMAP4メーラーの機能を全て実装していることが特徴だ。アプレットをダウンロードすると,ブラウザ 自体が完全なIMAP4メーラーとなってしまうわけだ。
IMAP4とは,プロバイダのメールサービスで利用されているPOP3をより機能強化したものだと考えていただければ分かりやすいだろう。特徴としては,
・メールデータをサーバに保存する為に保守性・セキュリティが高い
・フォルダ情報,未読情報もサーバ上で管理するのでいつでもどこでも同じ未読情報,フォルダ情報でメールを使うことができる
・フォルダ分類,検索などもサーバのリソースを使うのでPalmやデジタルSTBといったThin Client端末でもフルのメール機能を利用することが出来る
・殆ど全ての有名メールソフトで実装されている
ということがあげられるだろう。FreeBit.Comでは,このIMAP4を常時接続時代の「キラーアプリケーション」の一つと考えている。常時接続となるとメールデータ は安全なサーバー側に保存しておいたほうが何かと便利なのである。
「IMAP4 Client xEngine」を利用すると,メールソフトが無くてもブラウザを立ち上げるだけでこれらの環境にアクセスすることができるようになるわけだ。
FreeBit.Comでは,この「IMAP4 Client xEngine」をReSET.JP用に「SmartMail」に実装して昨日からサービスを開始した。現在とてもいい評価をいただいており,更に我々が目指す「ユビキタス環境」に近づくことができたのではないかと思っている。また,このエンジンは簡単にWebサイトに組み込むことができるために,企業のイントラネットやエクストラネットなどでも利用することができるような設計となっている。通常のCGIを使ったシステムではなく,メーラーとしてのリソースは全てクライアントのものを利用するので,大規模ユーザーになったときなどに効果を発揮するだろう。
「実在のテクノロジーに,いかに独自技術を付加して使いやすいものにするか」
これがFreeBit.Comの大きな技術的なコンセプトとなっている。ソニーはトランジスタ自体を発明したわけではないが,ラジオやテレビを作り出した。我々も同様に様々な「技術」を「製品」としていきたいと思う。
5月29日(火)
朝は藤沢宅でいくつか戦略をまとめる。今年は車検なので手続きを行う。愛車は,木村太郎さんの息子さんから15万円で譲っていただいたもの。便利便利。オフィス到着後は,アクションアイテムのまとめ。今日から,監査法人が入って決算の監査をしているようだ。夕方,OpenBit.Netに関する戦略ミーティング。夜は,デニーズで夕食。今日は早めに帰る。
5月30日(水)
朝は,戦略のまとめとNetn@viの日記執筆。午後,某社を訪ねてオリエンを受ける包括的な戦略を考える。夜,リクルート山本局長,伊藤さんと夕食。楽しい時間。
6月2日(土)
風邪もほぼなおり気持ちよく起床。オフィスにて,清水と某社の案件に関してミーティング。たまっていた案件の打ち合わせをいくつか行う。夜は,てっぺいにてにんにくたっぷりの肉を食べて風邪の撃退をもくろむ。
6月4日(月)
朝,某プロバイダへの導入に関してのプランをねる。昼,5月分のカード請求データが上がってくる。5月は営業日数が少ないだけでなく,電話料金を10円から8.5円に引き下げたので苦戦が予想されたが,ハンディを跳ねのける成長だった。うれしい。夜は,某社の件の役割分担のミーティング。深夜,めるろーずにて食事。