第69話 米国テロ事件に見るインターネットの役割
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先週発生した米国多発テロ事件は本当にショッキングな事件だった。年に1〜2度はNYを訪れていただけに,貿易センタービルが崩壊していく様子には強い衝撃を受けた。
湾岸戦争の際はCNNが衛星システムを効果的に使うことで,全世界に戦争のライブ映像を放送し衛星メディアが新しい役割を担ったが,今回はインターネットが真価を発揮した事件であったと思う。
・最新情報を「文字」で掲示(オンデマンドメディア)
・行方不明情報の掲示板(インタラクティブメディア+データベース)
・救援物資資材調達
・メールによる情報共有
・募金
等など,既存のシステムではなかなか対応できない部分をインターネットがしっかりと補っていたように感じる。実は,僕の恩師がNYでのトランジット中に事故が発生するというアクシデントがあったが,メーリングリストのすばやい対応により所在などが明らかになっていた。
また,WebView等にアクセスすることで,メディアのフィルタがかからない現地の生の様子を見ることが出来た。貿易センタービルから数キロはなれているタイムズスクエアのWebView(編集部注:現在休止中)にアクセスしてみたところ,動揺している人々がいる反面,記念撮影をしている人々が意外に多いことが分かり,人々のたくましさを感じた。
事故後米国のサイトのトラフィックは急増していたが,日本を見てみると全く逆の現象が発生していた。いくつかのプロバイダー担当者と話してみたところ,どのプロバイダーも事故後数日はトラフィックが15〜25%程急落しているとの事であった。逆にテレビに多くの時間を割いていたことが良く分かる。
日本は自然災害の多い国であり,今回の件を教訓に災害時のインターネットの役割をしっかりと考えておくべきであると思う。
9月5日(水)
早めに起きていくつかメモを作成する。14時に某社に行ってビジネススキームに関する説明をする。さすがにとても理解が早い。その後は,プロダクトラインに関しての打ち合わせ。そのまま,某社にて別のチームとの打ち合わせ。途中でとても面白いアイディアが浮かんで,提案する。様々な整合性も取れるので非常にいいと思う。オフィスに戻っていくつか調整事項を行って,夕食は木村太郎ご夫妻と六本木のおすし屋さんへ。とても楽しいお食事になる。
9月6日(木)
朝は日記の執筆など。そのあと,某社に行ってミーティング。いくつか打ち合わせをしてオフィスに戻る。夕方広告ミーティング。その後企画書に関する打ち合わせ。回線数の割り出しが非常にシビア。8月の決算のデータが出てくる。非常に好成績だったので嬉しい! 夕食は池尻近くの餃子屋。
9月7日(金)
午後一番で銀行へ。1時間近く待たされる。ふう。夕方某カード会社へ行ってミーティング。実り多い話し合いが出来た。その後某社を訪れてミーティング。方向性をきっちりと確認。オフィスに戻って,SAISON版BitBasket2.0リリースの調整。クリエイティブチームはフル稼働状態。夜は日本酒を少々。
9月9日(日)
予想以上に疲れていたようで,なかなか起き上がれず昼まで寝る。いくつかVCDを見て,夕方から雨の合間を縫って「みちがみ」へ行って散髪。すっきりとした。その後は,少し散歩をしてひたすら読書。草野さんから報告書が上がっていたのでそれをもとに,レポートを行う。
9月10日(月)
またもや台風が近づいているということで藤沢はすごい雨。あまりの雨のすごさに目を覚ます。メールをチェックしていくつか指示を出す。オフィスへの移動中は,ひたすらメモの作成。オフィス到着後は,某社への企画書の作成。いい切り口が見つかった。その後,クレディセゾンへの報告書の作成。
9月11日(火)
外はものすごい雨。まさに台風。だけど今日はすごいスケジュール。
11:30 広告用写真撮影でサポートセンターへ
オフィスに戻っていくつか企画書を点検
13:00 クレディセゾンを訪問してこれからの戦略に関しての打ち合わせ
15:00 昼食を取りながらプレゼンテーションを作成
15:30 某社にてミーティング(その1)
17:00 某社にてミーティング(その2)
18:45 某建設会社からの依頼でコンペの発表の場に参加
20:00 大手町データセンターへ。写真の撮影
21:15 「じゃんか」にてオペレーションチームの歓迎会に参加
疲れ果てて帰ってきてテレビをつけたら米国でのテロ事件。
海外の友人などに連絡を取る。