IPv6への取り組みの近況
起床後は、1週間のアクションアイテムの作成。
続けて、IR/PR方針などに関してのメモを作成。後は、
明日の米倉先生との対談の資料の作成とチェックなど。
出社後は、R&D大泉GMと打ち合わせ。こちらも
結構ワクワクしてくる話。以前から何度かの
フェーズで地道に続けてきているプロジェクト。
あともう少し!
続けて、田中CFOと打ち合わせ。
朝、作成した資料に関しての意識あわせなど。
ショートミーティング3本程。
18:00 営業の進捗確認ミーティング。3Qの数字に関しての
精査を始める。下期の個別の目標設定とあわせていく。
# 最近、EmotionLinkやIPビジネスホン関連で、中国に
# 進出している日本企業からお問い合わせをいただくことがある。
# 今度の中国出張(予定)にあわせていくつかケーススタディしてみたい。
19:30 CEO室栗原室長とミーティング。技術方針に
ついてなどなど。色々と為になる話をもらう。
夜は、某社を退職されて新しく起業された友人と
シャポンファンで夕食。
友人がプレゼントしてくれたチョロQをコレクションに追加する!
彼は技術と経営が理解でき、業界では大変希少性の高い人。いろいろと新しい
技術などに関しての意見交換を行う。いくつか
面白いプロジェクトが生まれるかも。
帰宅後は、IPv6に対しての取り組みなどを深夜まで整理する。
先日、一般紙でも「IPv4アドレスの枯渇」問題に関して
記事になっていた。社会的な関心の高まりを実感している。
総務省も専門の研究会をスタートするようだ。
「IPアドレス「4年後パンク」次世代移行へ総務省が研究会」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070804-00000904-san-bus_all
フリービットは以前からこれらの問題に取り組んできていて、
理論的枠組み、技術的裏づけ、フィールドでの実運用実績、
そしてそれらのビジネス化の道筋と自他共に認めるこの分野の
リーディングカンパニーである。
4年前に既に、ソニーとも実際にハードディスクレコーダーの
「コクーン」にIPv6を組み込んで、携帯からコントロールするなどの
フィールド実験を行って高い評価をいただいている。
[Feel6 Farm 家電実験]
http://start.feel6.jp/CE/
[ソニー 辻野プレジデント(当時)の感想]
http://start.feel6.jp/lifestyle/tsujino.html
[記事掲載]
http://plusd.itmedia.co.jp/broadband/0307/02/lp13.html
フリービットのアプローチの特徴は、IPv6の移行にプラスのコストを
請求するのではなく、IPv6を利用することで既存のIPv4等の環境を
コストダウンすることで移行のモチベーションを与えるということである。
理論的に考えてみると、IPv4アドレスの「枯渇問題」は必ず発生すると思う。
IPv4アドレスは、2の32乗個と「有限」の資産である。
合計で43億個の資源なので全世界で1人1個すら使うことができない。
ワークステーションやPCは共有できるかもしれないが、携帯等の
パーソナル端末は一人一台が原則である。
厳密に言うと現在の携帯電話は1台1つのIPアドレスを消費していないが、
SmartPhoneなどはその限りではない。当然、NGN/FMCを想定し、IMS等を
利用したキャリア間のサービスの相互接続が活発になるだろう事を考えると、
1台1個を割り振る必要が出てくるだろう。
# 携帯電話などのパーソナル端末への問題は早急に「落とし所」を見つけて
# 行かないといけない問題だと思っている。
ではどうしたらいいのか?
Interop Tokyo 2007 で村井先生がお話されているが、
「一番簡単なのはバージョン6を使うこと」
である。
NAT技術などによって、「延命」はできるかもしれないが、
必ずいつかは「枯渇」が発生してしまう事実はなくならない。
・IPv4からIPv6への移行にOverlayの仮想化を使う・IPv6の世界になったときに、IPv4の機器を動作させるために
逆にOverlayの仮想化を使う
これらのアプローチでフリービットでは、全世界的に直面している
この問題に関して積極的に貢献していきたいと思っている。
まずは、IPv6普及・高度化推進協議会の理事会社として
参加する決断をし、6月の理事会で承認をいただいた。
上場を機会にこれらの活動の幅も広げていこうと思っている。
[IPv6普及・高度化推進協議会]
http://www.v6pc.jp/jp/index.phtml
我々のチームは、インターネットが普及する前から常にインターネットの
発展を阻害するボトルネックと技術的に戦ってきた。
また、そのボトルネックの解消が後々にビジネスとして非常に大きくなることも実感している。
まだ、いくつかのボトルネックが想定されているしっかりと長期的な視点に立って、
チャレンジしていきたいと思っている。