インターネットと健康機器

インターネットと健康機器

某社向けの講演を引き受けた事で、医療とインターネットについて深く考える機会が出来た。

医療とインターネットという事では、DTI設立当初(1996年)に日本気胸学会の学会の模様を
インターネット中継し、海外二カ国から先生にチャットで会に参加していただくというイベントに
協力させていただいたことがある。会場のホテルに臨電を引き込んでの対応となった。
おそらく日本初の学会のインターネット中継だったのではないだろうか。湘南鎌倉病院
先生とW先生と挑んだのだが今思うと大変懐かしい。

成人病には予防医療が必要だとよく言われる。予防医療の分野においては、毎日の
体重&体脂肪、血圧、運動量、血糖値などをチェックする事が重要であるとの事だが、
この部分においてインターネットと機器の連動で出来る部分は大きいと思った。

いろいろと調べてみると、タニタからすでに「ヘルスプラネット」という
意欲的な商品がリリースされていた。体脂肪率計、万歩計、血圧計がベースステーションと
つながり、ベースステーションはパソコンにUSB接続されている。毎日の計測結果が
自動的にパソコンに取り込まれ、表として表示されるだけでなく、別途申し込む事で
それらのデータをもとにした健康サービスまで受ける事が出来る。

百聞は一見に如かず ということで早速楽天で購入してみる。

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30分弱でセットアップも終わり、早速使い始めてみた。

予防医療とインターネットのコンビネーションの大変分かりやすい例だと思う。

パソコンを介さずに直接機器がセキュアにインターネットに接続できるようになると
もっと多くの人が恩恵にあずかれるのだと思う。自然にセキュアにインターネットに
機器がつながり、継続的なサービスを受ける事が出来るようになると、それは
機器の販売というビジネスモデルを超え、「予防医療」という「体験」や「安心」を
サービスとして提供するモデルへと昇華していくのだと思う。