SiLK VISION 2012 ver2(仮称)発表に関して
8/19に、6月の通期決算発表においてお約束しておりました、
SiLK VISION 2012 ver2(仮称)の発表の日程(8/31)について開示を
行ないました。
開示文章におきまして、中期経営計画の更新版の発表を行う背景
(経営環境の変化)に関しまして記載させていただいておりますが、
この内容に関しましては、すでに6月の通期決算発表時にご説明させて
いただいているものと同様ですので、公表済みの今期の業績予想に組み込まれて
いるものであり、新たな事象ではありません。
[SiLK VISION 2012発表時(2009年4月)と比較しての経営環境の変化であり、
6月の通期決算発表時と比較しての経営環境の変化ではございません]
・ISP’s ISP事業領域において、光ファイバーユーザー獲得数が予定以上に急増した事に
伴う先行投資の発生。また、同事業の継続的な競争力を担保するための一時的
(当期第2四半期まで)な利益率の低下
→ISP’s ISP事業における主力である光ファイバーの接続サービスの獲得は、
大変好調で、昨年度後半より予想を上回る増加となっております。
その増加に対応する為の増設を行っているため、新ネットワークが完成して
さらなるコスト競争力が確立する2Qまでは一時的に粗利率が低下します。
こちらは、昨年度の下方修正の開示を行った際にご説明させて
いただいた内容と同様です。
・各種新規事業の提供開始時期の半年~1年の遅延。
(VDC、レセプト、CloudMail、新規光ファイバーサービス等)
→前年度の初めに投入の予定していた各種サービスが、半年から1年遅延
してしまいました。これらのサービスはすべて、前年度4Qにサービス
インしており、現在今期の予算達成に向け尽力しております。
こちらも、昨年度の下方修正の開示を行った際にご説明させて
いただきました。
・新規営業施策においての投資期間の増大
→FBグループでは、ユビキタス商材/DTIの拡販のために、昨年度から営業部門/
営業施策に対して大きな投資をおこなっております。これは、国内市場が
日本の経済状況や、人口減少などによる競争激化に対する備えとした施策と
なっております。昨年度4Qで投資期間は終了する予定でしたが、こちらが
今年度2Qまで続く予定となりました。こちらは、6月の通期決算発表において
ご説明させていただき、既に今期予想に組み込まれております。
・ユビキタス家電の開発/中国展開における事業方針の変更と規模拡大に
よる先行投資の発生(ServersManライセンス事業を、当社グループ単独の
事業から、aigo社と当社の合弁会社である「Smart Cloud」による展開へ)
→大規模通信事業者/政府向け領域をBIIと、そして家電領域ではAigoと
JV(ジョイントベンチャー)を設立しそれぞれのJVで事業を
行うこととなりました。
外資企業との合弁であるために設立許可や資本金のデリバリーなどに
時間が必要となり、正式にそれらの手続きが完了するまでの間は、
フリービットが担当する分野において各種開発をフリービット本体の
費用負担でおこなっております。
また、Aigo社の積極展開の方針より、同時に3ラインナップの商品開発を
おこなっております。3Qからは、これらの費用がすべてJV負担に変わり、
リスクが低減されます。また、両社とも現時点では持分法適用会社です。
こちらの内容も、6月の通期決算発表時にご説明させて頂きました。
・クラウド系新規事業(VDC:バーチャルデータセンター)への集中投資とそれに伴う、
リアルデータセンター事業からの撤退
→既に公表させて頂いているとおり、今後成長が見込まれるクラウド領域において、
仮想化技術を利用したVDC(仮想データセンター)事業に集中する為に、
不動産ビジネスに近く技術による差別化が難しいリアルデータセンター事業を、
9/1に事業譲渡を行う予定をしております。
この事業譲渡にあたりましては、撤退費用が今期1Qに発生することを見込んでいます。
こちらに関しましても、6月の通期決算発表の際にご説明させていただきました。
8/31には、これらの「SiLK VISION 2012発表時から発生した経営環境の変化」を踏まえ、
8月11日にTOBが成立しましたフルスピード社との下記シナジーを組み合わせた、
新しい計画をご説明させて頂きます。
・Webマーケティングノウハウ(SEO、SEM、アフィリエイト)のグループへの取り込み
・SiLK VISION 2012において10億円を設定していた広告事業領域の拡張
・法人向けルート営業体制の獲得/個人向け光ファイバー回線獲得事業の獲得
・ベッコアメインターネットの獲得による ISP’s ISP事業の強化
理念の実現に向けて 粛々と歩みを進め、皆様に当社の「飛躍を実感」いただけるよう
引き続き邁進してまいります。