世界初の生体認証型USBノードを開発!

世界初の生体認証型USBノードを開発!

フリービットでは「世界初の生体認証型USBノード」の開発を行いました。
当ブログでは、実際のデモと少し技術的な解説を行ってみたいと思います。

20070324-myuvpnusb.jpg

[プレスリリース]
http://www.freebit.com/press/pr2007/20070322.html

[デモ](動画を見るにはクリックしてください)

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「MyVPN USBノード」は、指紋認証つきのUSBメモリに、EmotionLink Active Node
テクノロジーを搭載したVPNランチャーソフトを内蔵させることで、USBメモリー一本で、
簡単に

・指紋認証システム
・どんな環境でも動作するVPNシステム

をPCへのインストール無しに、既存のシステムの付加したり、新規に開発したりできる
画期的なプロダクトです。

このプロダクトを「USBキー」といわずに「USBノード」と表現するのは、
PCのネットワークインターフェースではなく、USB内にインストールされている
アプリケーション自体が、独自のIPアドレス(IPv4/IPv6)を保持しネットワーク上に
おける自律ノードとして存在するからです。

2005年に慶応大学の村井純教授も2005年ポステル賞受賞の講演の際にこの取り組みに
関して評価を下さっています。

フリービットの事例では、IPv6をオーバーレイネットワークとして利用しているところも注目に 値するという。村井氏は、「これまでは、PCのネットワークカードにIPアドレスが割り振られて 通信を行なってきたが、IPv6になると個々の機器やアプリケーションがアドレスを持って勝手に 通信をするようになるのではないか」として、今後はこうしたアドレスの管理方法などを考えて いく必要があるとした。2005/12/08 InternetWatch より引用

「MyVPN USBノード」は、EmotionLink(Active Node)によるOverlay Internetテクノロジーによって、
この環境をついに実現いたしました。(IPv6だけでなくIPv4も利用できます)

Overlay Internet の村井教授の講義(SOI 2004/06/28)
http://www.soi.wide.ad.jp/class/20040002/slides/11/

Overlay Internetによって、独自のアドレス空間をUSBメモリ内のアプリケーションに
直接渡すことによって、どんなネットワーク空間においてもIPアドレスに重複が無く、
簡単に利用いただけます。

また、USBメモリ内にインストールされたアプリケーションのみ が、
VPN空間に入るので、アプリケーション毎に異なるVPNを利用することも可能ですし、
他人のPCを利用しても安全です。

例)
メール、Web、IP電話、社内ソフト それぞれ異なるVPN、ネットワークに
存在させることが可能です。

今までのネットワークセキュリティは、既存のネットワークアーキテクチャーの
制限によって、組織単位(ルーター/Switch)単位、最大でもPC単位での
コントロールまでが限界となっているものが殆どでした。
当技術によって、もっと決め細やかな、アプリケーション単位
で論理的なネットワークセキュリティの構築が可能となります。

このような既存のインターネット上にもっときめ細やかで丁寧な
「絹のようなネットワーク」を構築していくことが、我々のビジョン

「Web to SiLK」(くもの巣から絹のようなネットワークへ)

となっています。

緻密かつ、丁寧な Made In Japan の技術で、新しいネットワークの
裾野を広げていきます。

MyVPN USBノードを単なる技術ではなく、「製品」として世界最初に送り出せたことを
誇りに思っています。