第9回定時株主総会と株主懇談会
フリービットは、7月28日に第9回定時株主総会を開催いたしました。
過去最高の人数の株主の皆様にご出席いただくことが出来ました。お忙しい中、足をお運び
いただきました株主の皆様、本当にありがとうございました。
株主総会では、2号議案にて以下の役員の選任をいただきました。
石田宏樹(重任)
田中伸明(重任)
出井伸之(重任)
栗原理 (新任)
今までの3名に加え、コーポレートガバナンスの強化、海外を含む新規事業の
迅速な立ち上げと関連会社のコントロールという視点から、現CEO室長の
栗原氏を役員に加えることとなりました。
栗原氏は、出井取締役が株主懇談会で語った
「フリービット(の更なる成長)に必要なのは、ビジョンを実現していく実装力だ」
という言葉を担ってきた代表的な存在で、2004年の入社以来、一貫して
弊社の壮大なビジョンを、顧客との期待値を調整しながら、実際に
システムやサービスに落とし込んでいく中心的な役割を担って
きました。また、フリービットのユビキタス家電の夢を実現する
エグゼモード社の取締役も兼務しています。
また、3号議案にて監査役に加わっていただいた永井清一氏は、山一證券
最後の総務部長であり、伝説となった最後の株主総会を中心的に取り
仕切った方です。江波戸哲夫著の「会社葬送―山一證券最後の株主総会」
の主人公でもあります。
[書評はこちら]
http://www.bk1.jp/review/0000037792
永井氏は、山一證券の廃業後、M&A助言会社などに籍を置きながら、弊社の
創業時から様々な助言を下さっており、弊社の株主総会や事業説明会にも、
数多く参加して下さっています。この度、遂に、常勤監査役としてお迎えする
ことができました。
役員、そして監査役、「SiLK VISION 2012」の実現に向けてしっかりと
足腰を固めて進んでいきます。
株主総会後の株主懇談会では、第一部で、
主にSiLK VISION 2012の骨子をご説明させていただきました。
また、当社にとって大きな差別化要因となる「IPv6と仮想化」のそもそも論、
そして、我々の仮想化技術は
「シスコ社などによる世界中のルーター機器を、仮想化によってソフトウエア化する」
という説明をさせていただいました。
詳細は、動画をご覧ください!
http://www.freebit.com/ir/movie/2009-07-28_FLV/index.html
# その後、プライベートなご報告も直接株主の皆様に行わせていただきました。
# 詳細は別途エントリーでご報告いたします。。
第二部では、弊社戦略人事部ジェネラルマネージャーの酒井穣をファシリテーター
として、出井伸之社外取締役と僕、三人で「2020年の世界とフリービット」と
題してパネルディスカッションを行い、SiLK VISION 2012を含む10年後の
世界像をターゲットに議論をしました。
[動画]
http://www.freebit.com/ir/movie/2009-07-28_2_FLV/index.html
どのような世界観の中で、フリービットがSiLK VISION 2012を作成したかを
感じていただけたと思っています。
パネルディスカッションの中で出井氏は、
・日本は、光ファイバーや3Gの携帯電話などのインフラが世界から突出して
整備されており、世界の企業がその「突出したインフラ環境の中で何が
生まれるか」という事に注目しており、それらを研究する研究所を東京に
おきはじめている。
・(日本ではなく)中国のような国でこそフリービットの技術は本当に
必要とされている。その際に、カントリーリスクに注意しつつ、政府に
迎合しないながらも、貢献する距離感を保ちつつ、中国事業の展開を
行うべきだ。
・フリービットのこれからの課題は、(CEOの)ビジョンを実現していく
実装力になってくるだろう。実装を行う足腰の強いスタッフをどれだけ
そろえられるかが成長のポイントになってくる。
・「非連続な成長」とは、歴史が長い会社にとっては「非連続」に
思えることかもしれないが、フリービットのような、若くて、常に
先進的なプロダクトを作っている会社にとっては余り意識しなくて
いいのかもしれない。過去ではなく未来をしっかりと見ること。
・米国では、現時点のIT革命は「最終消費者によるイノベーションの事業化」と
総括されている。
・このご時世に、これだけ明るい話ができる会社も珍しい。
という趣旨の事を語られました。僕自身ディスカッションに参加しながら
沢山勉強してしまい、メモを取ってしまいました。。。
また、1年、取締役としてしっかりとがんばります!