第32話　「ROBODEX 2000」視察

こんにちは，石田です。今週は，「ROBODEX 2000」視察の感想についてお話します。

「ROBODEX 2000」視察

土曜日にパシフィコ横浜で開催された「ROBODEX 2000」へ行ってきた。目的はただ一つ，「今の技術でどこまで実現できるか」という技術的フロンティアを知るためだ。この「できること，できないこと」の境界を知ることは，IT系企業の戦略立案の上で非常に大切。戦略立案担当者に「できるのか，できないのか」を見極める技術的知識があれば，その先の技術は専門家に任せられるのだ。このポイントが重要だと思う。

会場となったパシフィコ横浜は，今から5年前の1995年8月に「おふらいんまつり」という日本最初のネットワーカーの祭典が開かれた場所で，我がリセットも参加していたため，非常に思い出深い。一般ユーザーを対象にした最初の大規模なインターネット・イベントで，親子連れが大勢押しかけるといううれしい誤算があった。

同様に，今回の「ROBODEX」も親子連れでごった返していた。会場に到着すると，なんと入場までに3時間待ちとのアナウンスが流れていた。ものすごい盛況である。
今は，万博を開いても人が集まらない理由として，「娯楽が他にあふれているから」とよく言われているが，ROBODEXに詰め掛けた親子連れを見ていたら，その言葉が“言い訳”に思えてならなかった。

会場には「未来」と「夢」があふれていた。子供たちだけでなく，大人たちまでが目を輝かせて，ロボットたちの一挙手一投足に注目して，歓声を上げていた。
ロボット時代は，まだ「人間的な動作」に主眼が置かれていて，これから知覚や人工知能などの分野の研究が進んでくると思われるが，将来のベクトルをしっかりと感じることができた。ロボットは確実に“使える”時代になるのだと確信した。

戦後復興のベンチャー企業として登場したホンダとソニーが，“ものづくり”という日本の原点を引っさげてこの夢の市場を作り出そうと，ほぼ同時期に参入し，商業ベースでも方向性を見出しつつあることは，日本人として非常に誇らしいことだと思う。

「Made in Japan」の復興の兆しを見た気がした。
やはりコンシューマービジネスが面白い！

11月15日（水）
ラスベガスから帰国。成田空港のベンチから，機内で書いていた本日誌を送ってぎりぎりセーフ。そのまま，オフィスへ直行してミーティング数件。

11月16日（木）
某社とのミーティング。この話が決まると，本当に面白いことになるぞ！
夜，Linuxプロダクトに関して考えをまとめる。米国では，PDA市場が3つに分かれていた。PalmOS，WindowsCE（PocketPC），そしてLinuxだ。さて，どう動くか！

11月17日（金）
今日は，FreeBitにとっても節目の一日となる。
朝，某有名海外のベンチャーキャピタルの方に英語でプレゼンテーション。非常に好感触を得て，海外での事業展開を強く勧められる。技術力とプロダクトラインでは，世界規模の展開ができるとのお墨付きをもらう。FreeBitを「ISP」としてとらえないところがさすがだと感心。
その後，某雑誌の取材を受け，夕方某社来社。某プロジェクトに関してのセレモニー。さて，いよいよここまで来たぞ！　夜は，藤沢宅へ帰る。

11月20日（月）
夕方，慶応SFCの村井純研究室へ某案件に関してご相談。途中，村井先生も授業を終えて帰ってこられたので，久々の再会。力強い応援の言葉に元気付けられる。
夜，オフィスへ戻って，「モバイル対応」に関してのメモをまとめる。

11月21日（火）
各部署と個別案件に関してヒアリングを行う。ふむふむ，現状がさらによく把握できる。近日，全員ミーティングを開いて，一気に方向づけを固めよう。

11月22日（水）
昼一番で，某ベンチャーキャピタルの社長さん来社。色々とご説明を行う。夕方，某新聞の取材。その後，いくつか調整事項のミーティング。夜は，久々に友人と「River Dance」を見に行く。なかなか満足。その後，戻ってきて仕事…..

11月24日（金）
朝一番で某社とのミーティング。好感触を得る。夕方から「リクナビ」のテストランが始まる。いよいよ！！　 夕方，新入社員の面接。是非とも来て欲しい人だった！
夜，リクナビサービスを前に，サポートセンタースタッフ全員を集めてミーティング。セキュリティを徹底するように再度心構えを話す。その後，サポートセンタースタッフとのお食事会。僕と同じテーブルには，輿水君，中司さん，鹿野さん，岡野君がいたが，みんなとてもいい目をしていた！楽しいひと時を過ごす。

11月25日（土）
「ROBODEX 2000」の視察。とてもウキウキした楽しい時間を過ごす。「日曜日よりの使者」の音楽に乗ってホンダの「P3」が登場したときは，鳥肌が立った！
夕方オフィスに戻って少し仕事。夜は，中国人留学生のドキュメンタリー映画をテレビで見る。面白かった。夜中は，某雑誌の編集長さんとメールの交換 🙂