第189話 いわゆる”IT企業”を定義してみる
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世間でよく「IT企業」という言葉が使われるが、そもそも、「IT企業」とはどのような定義なのだろうか???
自動車メーカーであれば、自動車を作っていなければその仲間入りをすることは出来ないし、外食産業であれば、何らかの食にかかわるビジネスをしていなければならない。
じゃあ、「IT企業」とはなんだろうか?
インターネットはインフラであり、インターネットをツールとして利用したり活用したりしているだけで本当に「IT企業」となるのだろうか???
# ちなみにIT企業のIは、”Internet”ではなく”Information” です。
「電話」も同様にインフラである。すべての会社が電話を利用したり活用したりしている。
ソニーやトヨタなど大企業は当然電話を「ツール」として最大限活用をしてビジネスを拡大してきたのは間違いない。しかし、ソニーやトヨタは「テレコミュニケーション企業」として分類されるのだろうか???
確かに産業が生まれたてのころは、注目されている新しい産業の商品をツールとして使ってその産業にカテゴライズされたり、イメージを植えつけたりすることがあると思う。
僕が小学校時代、地元の商店街に「コンピューターパーマ」と銘打った美容院が登場して驚いたものだ。単に簡単なIC制御(おそらくタイマーと温度センサーくらい)のパーマの機械と、8bitマイコンの顧客システム(全部カタカナ)があっただけだった。
しかし、地元の方々は「あの、お店はコンピュータービジネスばい」(博多弁)と口々に話していたことを記憶している。。。
さらに、IT企業は、インターネット/インフォメーションというハードでもソフトでもなく、実際目に見たり手に触れたりする事が難しいものを商品としているだけに、世間から見て定義はさらに難しく、インターネットに少しでも関連しているというだけでIT企業として分類され、期待を受ける風潮がある(あった)のではないだろうか??
我々IT業界としては、その定義をあいまいにしてきたことにも罪があると思う。
「IT産業の本質」をしっかりと定義し、アピールすることをしていなかったから今回のライブドア事件のような事が発生してしまっただけで、「産業自体」が世間からネガティブなイメージをもたれてしまっているのでは無いか?
この定義をする上で、1990年代に生まれたIT企業(インターネット企業)がなぜ大きな期待を集め、株価等においても圧倒的なレピュテーションを獲得したのだろうか? という事についてじっくりと考えてみた。
それらを考慮したうえで、自分なりに「IT企業」の定義というものをまとめてみた。
【「IT企業」の定義】
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- インターネット(インフラ)自体を拡大発展させる独自の技術(開発)力を有する
→産業自体の市場の拡大。自らの産業基盤を自ら拡大できる。
- インターネット(インフラ)自体を拡大発展させる独自の技術(開発)力を有する
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- ITを利用した人材集約型で無いビジネスモデルを有する→コンピューター、ネットワークを利用し、シリコンサイクル(bit処理単価の減少)と共に効率化していく収益逓増ビジネスモデル
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- それによって、物理的な垣根(国、言語、などなど)を超えた成長力を持つ
インターネットとは、様々な国家や人種、言語、インフラなど様々なローカル的要素によって構成されているこの星を、TCP/IPというプロトコル(言語)の大きな風呂敷で包んで、単一ルールでの通信(コミュニケーション)手段を実現した一つの「系」である。(慶応大学村井教授はこのことを「ひとつの地球の形をした丸いコンピューター」と表現されている)
今こそ我が国のIT産業ももう一度「ITとは?」「ITの強みとは?」という事をしっかりと捕らえなおして、さらに強固な産業を形成していく時期では無いだろうか?
ダイアリー
1月24日(火)
念願の舌平目のクリーム煮。
シャポンファンでリクエスト。おいしい!
朝一番から週次グループマネージャーミーティング。最終四半期の覚悟についてマネージャーとシェアする。もっともっとスピードアップ。
続けて、評価面談。その後は、営業スタッフとのコミュニケーション。朝日新聞取材。続けて、ショートミーティング3本。
夜は、深谷取締役、CEO室栗原室長と「かねこ」にて夕食。攻めの企画に関して盛り上がる。お二人はその後2軒目にも行かれたようです。。。ガッツ入ってますねぇ!
1月25日(水)
先週の雪で作った雪だるま、
とうとう消える。
午前中ミーティング2本。1件は相当覚悟を持ったミーティング。是非とも実現したい。今までやってきたことを一本の線で繋げる。
午後は、ぴあ社にてミーティング。オフィスに戻って某社案件に関して清水マネージャーとミーティング。
突然オフィスに中学校時代の同級生から電話。びっくり。懐かしいねぇ。うれしかった。
続けて、深谷取締役と新商品企画に関してガッツの入ったミーティング。ショートミーティング3本、連続して執務室で頭を使うデスクワーク。
18:30 IPBP推進グループ伊藤君から現状報告を受ける。その後はしばらくデスクワーク。
夜は、秘書の中村さん、CEO室伊藤君と新開拓の居酒屋さんで食事。最後のそばがおいしかった。かなり、熱い話になる。燃えてきました。はい。
1月26日(木)
早朝に起きて某社向けコンサルティングシートに目を通す。大変面白いシナリオが作れた。
朝日新聞に先日の取材が掲載されていた。友達から電話。スタンスを説明。「頑張れ!」と声援をもらう。
10:30 スカパーを訪問して新年のご挨拶。重村社長にもご挨拶できた。
11:30 人事考課評価調整会議。現制度での最後の評価調整会議。真剣に議論する。続けて、某社に移動してコンサルティング案件の最終報告。
戻ってきてA’s BIT Worksの執筆。その後は、伊藤君と広報関連の打ち合わせ。
夜は、S&Iさん、IBMさんとの懇親会。ELを徹底的に市場にアピールしていく。
大変素晴らしいチームに大感謝。その後、菅原取締役、前田副本部長とバーで軽く「反省会」はは。
1月27日(金)
午前中は自宅で仕事。いろいろと資料作成など。出社後、ショートミーティング数件。それから、本日のデモの説明を受ける。ELって本当に面白いと思った。
某社を一人で訪問してミーティング&デモンストレーション。いい感触を得る。
僕は本当にこの会社さんと事業がやってみたい。
オフィスに戻ってきてから、急遽取材2件。同じコンセプトでお受けする。相当編集されるんだろうな。。。
IT産業の為に少しリスクを犯してみる覚悟。ラストオーダー後にお願いして、「リストランテ寺崎」で夕食を食べさせてもらう、、、寺崎シェフのおいしい料理に癒される。。本当に感謝。。。
1月30日(月)
落ち着かない一日、オフィスから見た夕陽
今日はあることの結果が出る日。落ち着かない一日を過ごしてしまう、、、
起床後スタッフ向けにブログを書く。
出社後はショートミーティングの連続、、、その後デスクワーク。17:00社内の「IPv6同好会」の第二回会合。
IPv6を愛する部署や立場を超えた同好会活動。みんなガッツが入っていていいねぇ。これがフリービット。あることの結果が出る。頑張るぞ!
続けて海外プロジェクトの報告を受ける。続けて、深谷取締役とミーティング。その後は、2/1人事に関しての最終調整。
夜は、田中CFOと「地酒」で夕食。
1月31日(火)ー2月1日(水)
急遽出張などが入ってバタバタの二日間。2/1夜に東京に戻ってくる。
気流が乱れて飛行機が大変だった、、、夜は某氏と「リストランテ寺崎」にて熱い会食!
2/2日(木)
新結成SLA推進グループ活動開始!
早めに起床。少し寝不足。
いっぱいお仕事、、、午後から某証券会社来社。
その後は、マーケット開発グループと雑談。マーケットの把握。優秀なスタッフが増えていることを実感。
続けて、田中CFOといくつか相談。2/1スタートのSLA推進グループが元気に稼動していた。全体のサービスレベルと運用フローは取締役会直轄の組織で担当する。がんばれ!
16:00
大泉R&Dマネージャーとスケジュールに関しての打ち合わせ。その後はデスクワーク。
夜は、近所の居酒屋にて、CEO室スタッフ(除く室長、、)と食事。楽しかったー。
2月3日(金)
現・前CEO室長のふたり。
出張があったので結構疲れ気味。
出社後栗原室長といくつかミーティング。
12:00 執行役員会。続けて、伊藤君と今後の取材に関しての打ち合わせ。
その後は某社を訪問。デモンストレーション。やはり皆さん頭がいいので、質問が的を得ている。こういう会社さんとは本当に話が早いと思った。
オフィスに戻って、伊藤君とホームページリニューアルに関しての打ち合わせ。
19:00 CEO室スタッフ+マーケット開発スタッフと新ビジネスモデルに関しての打ち合わせ。
夜は、六本木ヒルズで木村太郎さん達と会食。インターネット放送のパイオニアとしての意見交換。有意義でした。そのまま戻って仕事、、、