母校での講演
土曜日に連休を利用して、母校弘学館で後輩の皆さんを
相手に講演を行った。
実は、以前にも何度か書いたとおり、基本的に講演等はお受けして
いないが、今回は弘学館の創業校長でもある澁谷敏明先生から、
一昨年末に直接「石田君の経験を後輩に語って欲しい」という強い
ご依頼を頂き、その数ヶ月後に先生が他界されたこともあり、
渋谷先生への恩返しの意味からも、お受けした。
フリービットにとって、上場後初の期末であるが、休日を利用して
社業に影響の無いように調整を行った。
僕にとっては、初めて自分のことを語る講演となった。
(講演で自分のことを語るのは引退後と決めていたのだが、、)
タイトルはいろいろと悩んだが
「弘学館高校を巣立って
出会いとインターネットの15年」
と設定した。この講演が難しいのは、弘学館は中高一貫教育であるために、
下は中学一年生から上は高校三年生(保護者、来賓を合わせるともっとご年配)に
対して同一の言葉で伝えなければいけない。
その為に、個人投資家向けIR説明会と同じように、最初にプロフィールや
経歴はビデオで紹介させていただき、講演内容ではその中で
「出会い、支え、導いて」くださった方々が語った、生のキーワードを
ご紹介させていただく形をとった。
予備校の先生の言葉で始まり、高校、大学、起業、、、と進み、
最後は、東証の役員面談の時にいただいたキーワードと続き、
最後に僕自身から後輩に送るメッセージとして
「夢は見るものではなくて、かなえるものだ」
という言葉で締めくくった。
若い無限の可能性のある後輩達に何か少しでも伝わってくれたら
これ以上の幸せは無い。
今年は、弘学館開校20周年の節目という事もあり、保護者、来賓を
あわせて1700名参加者があったということである。講演後は、
大変いい評判を頂き、ほっとするとともに、渋谷先生のご恩に
少しでも報いることができたのではないかと思っている。
講演後、生徒会のメンバーと昼食をとってガッツを入れた後に、
校舎、寮などを散策した。15年前の生活がありありと思い出されて、
本当に懐かしくなった。
SONY盛田会長の使者の方と対面した食堂の自動販売機の前。
「21世紀の組織」「通信」というメッセージをいただく。
この学校で寝食をともにした、橋村君、清水君は、それぞれ
営業、財務経理の分野でジェネラルマネージャーとしてフリービットを
支えてくれている。人生とは出会いであり、その出会いをどのように
生かしていくかという事が大切なのだと思う。それには何より、
相手に対しての「誠実さ」と「フェアな関係作り」なのだと思う。
追伸
講演が土曜日の午前中と早かったこともあり、前日に福岡経由で
佐賀入りした。福岡では空港からそのまま、主幹事であるみずほ
インベスターズ証券の福岡支店にお伺いして、個人向け営業担当の
方々20名程を対象に会社説明会を開催させていただいた。
金曜日の夕方でしたが営業の皆さん本当にありがとうございました!
説明会の後そのまま佐賀へ移動。強行軍だったがとても効率的な
時間の使い方だった。