2018年を振り返って

2018年を振り返って

「2017年は、機械学習(AI)、3G、Block Chainなどなど、
次のインターネットに向けての技術やサービスが大きく開花し始める年となった。
この変化は、「根源的な変化」だと強く認識をしている。
あらゆるものが、インターネット以前/以後の変化よりも大きな、
それも圧倒的に大きな変化を迎える。」

と昨年のブログで述べたが、2018年はこれらを、freebitグループの中期経営計画
SiLK VISION 2020 rev2 にて「Trusted Internet」として定義し、その実現に向けて
各事業で本格的にひたすら実装していく一年となった。

フリービット 2019年第1四半期決算発表 中期的なビジョンに関する説明動画

「Trusted Internet」は実は、2017年5月の軽井沢での出井社外取締役との合宿によって生まれたビジョンであった。 それから合計5回以上におよぶ出井さんとのセッションや、様々なメンバー/先輩/識者の方々、事業部長、 スタッフなどとのセッションを重ね、

未来情報>ビジョン>コア技術開発>知財戦略>プロダクト>マーケティング>パートナーシップ

と徹底的に落とし込んでいった。正直な話、さらに、恥ずかしい話なのだが、
ここまで本当に徹底的に考え、徹底的に落とし込んでいった一年は初めてだった。
昨年までの学びを一気に実装にシフトした一年だったと思う。

今年のクリスマスカードの裏面に描いてもらった僕の某場所にある執務机での様子だが、 早朝と休日の膨大な時間をこの机の前で過ごした。(今年の平均的な始業時間は平均朝5時30分くらいだった)

TONE モバイルは、モバイル業界に様々な波風が立つ中で、9月に念願の黒字化を
達成して、事業モデルの証明ができた。次はご愛用いただいているお客様、
さらには、支えていただいているパートナー様方の満足度を更にあげていく事に尽力していきたい。

Trusted Internetは、TONEモバイルが最初にプロダクト化に成功した。
freebitが開発した、次世代ネットワーク技術のSDN(Software defined Network)、
VPN(Virtual Private Network)、更には機械学習を組み合わせた、
キャリアグレードAI firewall技術を利用して、端末/OSなどに影響されない
ペアレンタルコントロールサービス(子供によるスマートフォン等の利用を、
親が見守り、必要によって制限などを加える)を TONE SIM 2.0(for iPhone)に実装し、
一般ユーザー向けにテストリリースすることができた。

挿すだけ簡単!TONE SIM(for iPhone)の使い方 – YouTube

トーンモバイルがiPhone向けSIMを発売した理由は? 石田社長に聞く

この技術は、freebitとしては、久々のコアコンポーネント技術であり、
それだからこそ、若いスタッフをプロジェクトマネージャーとしてアサインし、
技術陣、マーケティング陣との密な連携により、素晴らしいプロダクトにしてくれた。

ティーンのiPhoneニーズ、中古端末販売拡大の流れ、安全安心、圧倒的な
コストパフォーマンス を満たしたサービスとなっている。
積極的な、マーケティング戦略を重ねていきたい。

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また、プラットフォーム事業でも、freebit、CCCとの連携が深まってきている。
この成果の一部は、パートナー企業とともに、2019年初めにラスベガスで開催される
CES(Consumer Electronics Show)に出展される予定である。
ここにも、Trusted Internetのビジョンは貫かれている。

そして、この一年は、もう一つ新しい活動も行ってきていた。
「どんないいものを作っても知っていただかないと存在していないのと同じ」という
学びからの根源的なR&Dを行っている。実は、freebitの技術が搭載されたプロダクトは、すでにリリースされていて一定の評価を得ているものもあるのだが、まだ我々の関与に関しては発表していない。
発表されたときに「あ、これか!」と理解していただけると思う。

まだまだ事業として積み残しはたくさんがあるが、それらの課題がしっかりと在庫化できている。

ビジョンに従って、一つ一つ粘り強く整理/解決し、2019年は素晴らしい年にしたいと思う。

本年も大変お世話になりました。心から感謝申し上げます。