IPv6と麻生総理誕生と

IPv6と麻生総理誕生と

午前中は、理念講習の資料の作成や、週末の宿題で
残っていたものなどをいろいろとこなしていく。

出社後、ショートミーティング2本。時間を見ながら、
次の日経ビジネスでの書評執筆の準備など等。

田中CFOと下期への準備に関して少しブレスト。

15:30 某雑誌の取材。話題はやはり「例のiPhone」のこと。
オンラインでの記事のアクセス数も多かったようだ。
FBの持っているコアコンポーネントに注目していただいていた。
現在お話できる範囲内でお答えさせていただく。

「例のiPhone」のシステムは、SemantiqNodeのアーキテクチャーに
そのまま入っているので、IPv6のマネージやIPv6/IPv4の変換、
セキュリティの担保(サーバー側でのパケットフィルタ)などなど
Feel6以来の「丁寧なネットワーク」のノウハウが総動員されている。

しかもコンポーネントの「再利用」なのでバグが無く、開発が極めて
早いのが特徴。

何事も粛々とした積み重ね。それを、Simple.に。

17:00 Ubic Frontier!戦略でのアドレス体系などに関して、
CEO室三沢君とブレスト。

17:30 総務省来訪。IPv6移行に関しての分科会の
取りまとめに関してのヒアリング。ISP’s ISPとしての立場、それから、
仮想化によって具体的なIPv6技術を推進してきた立場から、
率直な意見を言わせていただく。

今日丁度、中国でのIPv4枯渇問題に関しての記事が出ていた。

CNNIC国際業務部IPチーム担当者の話では、

中国ではあと、「830日でIPアドレスが枯渇」して、「インターネットの新規
ユーザーが追加できない、キャリアも業務拡大できない」
との事。

また、

「中国国内で、IPv6に対応するネットワークが教育網(CERNET)しか存在しない。
全てをIPv6対応に切り替えるためには、新しい設備の購入、
既存の古い設備の廃棄をすることになるので、かなりの資金が必要になる」

「今われわれがあちこちで研修会を開催するのは、キャリアへ早めに残りの
IPアドレスを申請し、在庫を確保しながら、前もってユーザへIPv6を割り当てる
準備すべきと伝えたいからだ」

この問題を解決するには、フリービットが持つIPv6技術がまさに最適。
この分野で中国国内でもリーダー的な存在である北京天地互連との
連携によるソリューション開発を粛々と進めて行きたい。

FBのビジョン、技術、そしてニーズが一つにまとまってきている事を実感する。

(中国原文)
http://www.ycwb.com/ePaper/xkb/html/2008-09/21/content_315015.htm
(日本語記事)
http://www.chinapress.jp/it/14940/

その後、上海Silk-Baseとのテレビ会議。しばらく、執務室でいろいろと作業。
夜は、気合を入れるために、清香園でガッツリと焼肉!

帰宅後は、麻生内閣誕生関連のニュースをいろいろと見る。

麻生氏とは、ある会で会食に同席させていただいたことがあるが、
本当に驚くほど頭の回転が早い方。フリービットのビジネスモデル
などについても興味を持って詳しく話を聞いていただき、即座に
理解された。さすがは元総務大臣! と驚いた記憶がある。
IPv6関連などでは、麻生氏が総務大臣時代に色々と動きがあった。

席が隣であったことや、福岡の飯塚が選挙区なので、僕と同郷
(僕の実家は佐賀ではなく福岡です)ということもあり、色々と
楽しくお話させていただいた。

Meishi.JPG

あれから2年足らずのうちに、本当に総理大臣になられた。
そして、フリービットも上場した。

IPv6と麻生総理大臣誕生と。

今日は、不思議な縁を感じる一日になった。