「世界初!Emotion Link Active Node技術」が特許取得!

「世界初!Emotion Link Active Node技術」が特許取得!

フリービットのユビキタス戦略の中で最重要要素であった、
Emotion Link Active Nodeテクノロジーがついに特許を取得しました!

OverLay Internetを実現するEmotion Linkの一部分なのですが、
このActive Nodeテクノロジーの重要なポイントは、

「仮想化技術によって機器ではなく、アプリケーションソフト
自体がIPアドレスを保有する」

ということになります。

20080618-activenode.JPG
通常は機器(ネットワークI/F)に対してIPアドレスが割り当てられますが、
当技術では、機器内で動作しているアプリケーションソフトウエア
直接IPアドレスを割り振り、「自律ノード化」します。

これは、既存のインターネットの発想を大きく変えるもので、
僕(我々フリービット)のインターネットの人生の中でも
ユビキタス化推進においての現時点の集大成とも
言える画期的なものです。

価値をハードウエアからさらにアプリケーションソフトウエアに、
動作させる場所をデータセンターから分散環境へシフトさせます。

アプリケーションソフトウエアが、世界中で唯一のアドレスを
保有する
事の意味は大変大きく、セキュリティ、リーチャビリティ、
フレキシビリティ、そして課金と様々な現在のインターネットが
抱える問題を全く異なるアプローチで、極めてシンプルに解決する
ことが出来ると考えています。プログラムの記述方法も大きく
変わってくるでしょう。

また、PCだけでなく、携帯電話等、様々な機器をカバーし、ネットワーク
環境にも依存しません。

この技術は、MITコンピューターラボのマイケル・ダートウゾス氏の

「Trafficの価値はどんどん失われていき、Trafficの中の価値ある
Pathが重要になる」

という言葉を聞いたときにアイデアが浮かび、開発をしました。

近年は、固定回線だけでなく携帯電話でもパケット定額が導入され、
単なるTrafficの価値はどんどん下がってきています。Trafficの中に、
仮想化技術によってて価値あるPathを作り出す事が出来ます。

フリービットグループでは、単なる特許取得だけでなく、すでに技術的に
高度な実装も完了しており、SemantiqNode APIMyVPN USBノード
して製品化に成功しています。

# 説明会などでよくデモを行う、USBにインストールされたIP電話も
# 同じ技術を利用しています。
# DTIへのお問い合わせページ「Hotline」でも採用されており、
# クリックするとWebから直接コールセンターに電話でお話しすることができます。

今回の特許化は、フリービットのこれらの革新的なユビキタス製品群の
アプローチ方法自体に新規性が認められたことであり、当然海外での
特許出願も行っておりますので、今後の展開への大きなプラスになる
ものと思われます。

初めてEmotion Link Active Nodeテクノロジーを僕の師匠でもある
村井純先生にデモンストレーションした際に先生がおっしゃた、

「IPv6を普及させる意味でもキラーアプリケーションかもしれない」

という言葉を胸に今後もインターネットを広げ社会に貢献するために
粛々と努力をしていきます。

PS.
私事ですが、36歳の誕生日に、今までの集大成とも言える
技術の特許化のご報告が出来たことは、何よりのプレゼント
となりました!