世界初! ソフトをインストールするだけでSmart PhoneをIPv6対応に!
フリービットでは、本日アプリケーションソフトウエアをインストールするだけで、
すでに販売されているSmart Phone(Windows Mobile)を既存のネットワーク環境や携帯端末に
一切手を加えずにIPv6対応させることができる
「Emotion Link ActiveNode for Smart Phone」テクニカルプレビュー版を
発表いたしました。
フリービットは、固定通信分野だけでなく成長著しい移動体通信(モバイル)分野に おいてもEmotion Linkを利用した独自のスタンスで参入し「ユビキタスHUB」構想を 実現して参ります。この発表は、移動体通信における取り組みの第一弾となります。
[プレスリリース]
http://www.freebit.com/press/pr2007/20070815.html
Emotion Linkのラインナップがそろってきました。これらの機器が別々の場所に
あってもすべてOverLay Internetの上ではダイレクトに接続できます。
この開発により、OverLay InternetプラットフォームであるEmotionLinkは、
PCから家電、POS、携帯電話までをネットワーク環境に依存せず、セキュア
かつダイレクトに結ぶユビキタスネットワーク環境を実現いたしました!
上場直後の個人投資家向け説明会でご案内させていただいた内容に
また一つプラットフォームを追加することができました。
上記アプリケーションの特徴は以下の通りです。
・急速に世界中で普及しつつあるWindows MobileをOSとするSmart Phoneに
アプリケーションソフトウエアをインストールするだけで、
複雑な設定なしに、直接Smart PhoneとPC、家電、ネットワーク対応機器、
特定ネットワーク間のVPN(仮想プライベートネットワーク)へ対応させる
ことが出来ます。
Smart Phone市場は昨年全世界で30%成長し、全Smart Phoneのシェアの 16%をWindowsMobileが占めています。また、日本においてはそのシェアは さらに高いと想定されます。
理論上、世界中のWindows Mobileを搭載したSmart Phoneでそのまま動作いたします。
・IPv4/IPv6に対応
アプリケーションをインストールするだけで、IPv6も利用できるよう
なります。
上の写真では、直接端末(Advanced W-ZERO3 es)がIPv6のグローバルアドレスを
取得しています。外部のIPv6ネットワークから直接アクセスすることが可能になります!
理論上は、Smart Phone上でWebサーバを動作させることも可能となります。
・Emotion Link Active Nodeテクノロジーによって、Smart Phoneに署名済の
ドライバをインストールする必要がありません。アプリケーションを
インストールするだけで、利用可能になります。
Windows Mobileは組み込み型OSの為に、キャリアや端末メーカーなどの
ポリシーによってVPNなどのソフトウエアを組み込む場合は特殊な
電子署名などを取得する必要がある場合があります。当ソフトウエア
は、「一般アプリケーション」として動作するために、通常の
アプリケーションと同様に「インストールするだけ」で利用できる
ようになります。
・Proxyの設定が出来るアプリケーションであれば、既存アプリケーションも
改変なしにVPNに対応させることができます。
(IPv6対応は、Emotion Link Active Node for Smart Phoneをアプリケーションに
組み込むか、Emotion Link Active Node に付属するIPv4-IPv6 Proxyを
利用する必要があります。)
Advanced W-Zero3 esに標準搭載されているRemote Desktopを動作
させ、僕の自宅のパソコンにアクセス(IPv4モード)しています。
Proxy設定ができるアプリケーションであれば、すべてそのまま
VPN対応させることができるのが特徴です。
・Emotion Linkによって通信経路が暗号化されるので、高いセキュリティが
実現されています。
端末からEmotion Linkサーバ間の通信の管路自体が暗号化されます。
「Emotion Link Active Node for Smart Phone」を利用して、下記のような
事例が想定されます。
・VoIP(IP電話)/メッセンジャーソフト
Smart Phoneで動作するVoIP(IP電話)/メッセンジャーソフトをセキュアな
環境とし、VoIP機能を使い無料内線通話とテキストチャットを実現します。
# 楽天メッセンジャーは、Windows版Emotion Link ActiveNodeを採用して
# いただいていますので、技術的には完全互換性があります
写真は、株主総会後の事業説明会でもデモをさせていただいた、
Emotion Link ActiveNode for Windowsを組み込んだソフトホン。
このソフトウエアをWindows Mobileに移植することで、
Smart Phone上で通話料金を気にせず話せるIP電話機能が簡単に
実装できます。
・リモートデスクトップ等を利用したThin Client環境
Smart Phoneからオフィスや家庭のPC画面をネットワーク環境に
依存せず、セキュアに呼び出すことができます。
先日発表させていただいた、MyVPN USBノードのThinClient
ソリューションと組み合わせて、PCからは生態認証つきUSBノードから、
PCが無い時はSmart Phoneから同一のThin Client環境を利用することが
できます。
・VPNを利用した、オフィスネットワーク/業務ネットワークとの接続
ノートパソコンなしに、Smart Phoneを利用した業務設計が可能になります。
などなど、さまざまな用途が想定されます。
フリービットとして、Windows Mobile環境への対応を行った理由としては、
・世界の携帯電話市場の成長は、iPhoneなどの登場にあるように
ハイエンドなSmart Phone市場と、発展途上国などでこれからの
爆発的な成長を迎えるといわれている超低価格市場の二つに
分かれてくる事が想定される。
・年30%を超える成長市場にあるにもかかわらず、Smart Phoneの機能を
フルに発揮するために必要なIPv4アドレスの枯渇問題の為に
それらの成長のボトルネックが発生する可能性が高い。
・ボトルネック解消の為(IPv6へのシフト)に、既存携帯電話ネットワークの
再設備や、端末コストの上昇は防止しないといけない
という問題を具体的に解決し、市場に先駆けて投入することで
膨大な運用ノウハウをいち早く蓄積することを目的としています。
また、繰り返しますが、フリービットが明確に固定通信分野だけでなく移動通信分野に
おいてもEmotion Linkを推進していく強い意思表明でもあります。
当プロダクトは、以下二つの展開を推進しています。
・スペシャリストモデル(B to C via Bモデル)
キャリア、ソフトウエアベンダー、サービサー、企業などを対象に
「サンプルキット」の提供を9月上旬から開始させていただく予定です。
・ハイブリッドモデル(B to C モデル)
「Ubiquitous HUB」構想の一環として、当プロダクトを搭載した
個人向けサービスの開発も進めています。ユニークなプロダクトを
ご提供できるよう努力してまいります。
ついにケータイでもEmotion Linkを動作させることができました。
ブラウザーのジレンマを打ち破って、SiLKのような丁寧かつ安全な
ネットワークサービスを具体的に構築していきます。
Being The NET Frontier! インターネットを広げ社会に貢献して参ります。