時間分析
経営者になって、10年以上立つが今が一番充実している気がする。
その反面、とても忙しい。。。どうしても、このようになってしまうと
スケジュールに忙殺されてしまいがちだが、先輩の知恵のお陰で
しっかりと自分自身の時間配分をマネージメントする事が出来て
いると思う。
以前、出井最高顧問に教えていただいた、「時間分析」手法である。
自分のスケジュールを統計的に分析して、その時間配分の「傾向」を
企業の有限資源(リソース)としてしっかりと捕らえ、マネージメント
していくこの手法は大変重宝させていただいている。
僕の場合、
・自分の役割軸(経営者、アーキテクト、プレイヤー)
・時間の要素軸(ミーティング、執務、営業、会食、、)
・各部署との時間配分
・各マネージャーとの時間配分
の軸で毎週分析してもらっている。
この手法を導入して、1年半ほどになるが、その実運用からからいろんなことを学んだ。
・ある時点での自分の興味によって、時間配分が偏る事を防ぐだけで、各種経営リソースは
適切に分配される
これは、カンタンなようで実際難しい事だ。経営とは各種リソースの最適配分にある。
先日の取締役協会で宮内オリックス会長がおっしゃっていたが、経営リソースとは
「ヒト」「モノ」「カネ」に加えて「時間」であるとのこと。「時間」という単位を最適配分を
行う事で、その他の3つの要素も自然にその傾向に流れる事は面白い発見だった。
CEO室を中心にこのツールは、システム化され常にバージョンアップが続けられてきた。
その成果もあり、今年から技術部署のマネージャー、そして役員への導入を進めている。
オリジナリティを保ちながら、経営者としての自分を律していく事は難しい。
ただ、このツールは変化の激しい我々の業界には特に向いている気がする。
先人の知恵とは、素晴らしいものである。