Aigo IPv6戦略を発表!中国における最初のプロダクトライン遂に発表
11/8 中国最大のコンシューマー企業であるAigoは、フリービットとの
ジョイントベンチャーである筋斗雲社(Smart Cloud)のテクノロジーを
全面採用したプロダクトラインナップ「筋斗雲.Aigo」を発表しました。
[ご案内]
http://www.freebit.com/press/pr2010/20101110.html
遂にフリービットの中国でのユビキタス家電事業の「カタチ」を
お見せすることができるようになりました!
同日から中国で初のIETF(The Internet Engineering Task Force)が 開催されており、その日に合わせた発表になりました。
発表会では、同社 Feng Jun 総裁自らが参加し
「M2M(機器同士のネットワーク)を生活に溶けこませる」
というタイトルで同社の積極的な、M2Mへのシフトを宣言しました。
巨大なレストランを貸切って行われた発表会には、
テレビも含めて150名程のメディアが集結しました。
オンラインメディアにも早速掲載されていますので、
中国語ですがご参照ください。
[Aigo M2M戦略を発表。異なる機器で情報のやりとりが出来ます]
http://dcdv.zol.com.cn/203/2034845.html
[Aigoは、IPv6対応の携帯電話を推進する]
http://tech.qq.com/a/20101109/000023.htm
[AigoのM2M戦略。Smart SDカードによるネットワーク化]
http://news.yesky.com/342/11639342.shtml
Aigoは、「筋斗雲.Aigo」シリーズとして
・Aigo Phone(Android搭載 SmartPhone)
・Aigo Pad
・Aigo NAS
・Aigo MP6 Player (ネットワークプレイヤー)
・M2M化コンポーネントデバイス
を表明しました。
また、当日は中国政府のM2Mプロジェクトの総責任者である張琪氏も参加され、
・aigoが実現したIPv6のM2Mの世界は、今まで中国政府が力を入れてきた
電力やセンサーのネットワークよりも人々の生活と繋がる形になっており、
さらには、M2Mを今すぐ使えるようになっていることは素晴らしい。
・筋斗雲技術を、愛国者(Aigo)だけではなく、M2Mの産業標準として様々なベンダー
にも提供してほしい。
などと踏み込んだ発言をされました。IPv6、M2Mを仮想化技術によって
「今」それもボリュームの大きな「コンシューマーエリア」から実現
しているということに関して大きな評価をいただきました。
前期からのフリービットの事業説明会などで、繰り返し
「中国において想定以上の開発を集中して行うことになった
為にコストが増加した」
とご説明していましたが、これらの複数のプロダクト対応を
並行して行っていました(現在も最終開発が続いています)が、
これらが第一弾製品群となります。今後これらの機器の出荷に
よってライセンス料金で投資を回収していくスキームとなっています。
中国の慣習として、それぞれの製品の発表会は発売日直前に、
個別に詳細の発表が行われますので、この発表会では個別の
商品の詳細スペック等はまだ明かされていません。
(発売日までの、競合対策という意味合いが強いです)
今後個別に製品の発表会が開かれていく予定です。
また、当発表会にはAigoのパートナーも参加しており、
さらに別のメーカーに対する商談なども出てきています。
いよいよ、中国における事業の二つの柱の一つである、
ユビキタス家電事業の姿を現すことができました。
下期は、製品の正確なリリース、そしてさらなるボリュームの
拡大に向けて邁進していきます!
この我々にとっての重要な日にIETFで恩師村井純先生も北京入りされていました。
夜食事をしながら先生に報告を行ない、その後、中国事業のすべての関係者が
集った時の写真です。
村井先生は、我々が推進している「仮想化によってソフトウエア自体がIPv6アドレスを
保有する」という仕組みに対して、「実際のネットワーク運用まで含めたM2Mを考えると
その方法しかない。正しい」とコメントしていただきました。自分たちの方向性にさらに
確信をもつことができました。
アジアのインターネットの父、中国最大規模のコンシューマーエレクトロニクス企業の総裁、
中国IPv6に関してのトップリーダー、それらの事業を推進する若きリーダー、そして僕。
本当に歴史的な一日になりました。
(左から 石田、Feng Aigo総裁、村井純先生、劉東BII CEO、wang 筋斗雲COO)