FB流Cloudのカタチ ServersMan@CAS発表!

FB流Cloudのカタチ ServersMan@CAS発表!

昨日、ServersMan製品の最新作 ServersMan@CAS を発表いたしました。

内容の詳細は、すでに動画にて公開されておりますので、是非ともご覧ください。

ServersMan@CAS記者発表会動画
http://www.freebit.com/press/movie/2009-10-28_FLV/index.html

当エントリーでは、新しいビジネスモデルを発表した、法人向け市場戦略を
中心にご説明します。

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[法人向け]
http://www.freebit.com/press/pr2009/20091028_01.html

[個人向け]
http://www.freebit.com/press/pr2009/20091028_02.html

CASとは、Cloud Attached Server の略であり、FBの仮想化/IPv6技術によって、
「大容量ディスク」を直接Cloudの世界に Plug in することが出来ることが
特徴になっています。

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法人向けはServersManによって生まれる新しいビジネスモデルの第一弾の発表です。

簡単に言うと、ServersMan@CASによって、従業員50名以下の中小法人におけるホスティング、
VPN、社内ファイルサーバー、バックアップ市場を対象に、コストを5~30分の1にし、
イノベーションのジレンマ」理論を利用した市場開拓を行います。

1.ターゲットは、最大ボリュームゾーンである、全国に570万事業所以上ある50人以下の中小法人(SMB)。

2.上記ターゲットにおいて、ServersMan@CAS 一台のハードウエアだけで、ホスティング
市場、VPN市場、社内ファイルサーバー/インフラ市場、バックアップ市場、
クラウドディスク市場を網羅することが出来ます。

3.既存コスト(TCO)の5~30分の1を実現。管理者も要らないので、
その部分のコストも圧縮できる。

4.設置に必要な時間は僅か10分、+5分で独自ドメインによる運用も可能。

5.安心の遠隔サポート機能も搭載。サポート機能には、利用などの遠隔
サポートと、動作状況の24時間監視・対応サービス(オプション)等も
用意。

6.パソコンが使えない方でも、iPhoneでword/excel/PDFなどのファイルを
どこからでも閲覧可能。

7.IPv6に標準対応。

販売方法に関しては、フリービットグループが営業強化の一環として昨年末から
投資を続けてきた新しいマーケティングセンター機能を利用します。この新しい
マーケティングセンター機能に関しては、今後、内容をご紹介させていただく予定です。

さらに、代理店を利用した拡販も行う予定です。

法人事業者向けの光ファイバー回線販売の「キラーアプリケーション」と
おっしゃっていただく代理店もあり、各種マージンを組み合わせた、
訪販市場においても引き合いをいただいています。

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構造的には、フリービットのSmart Infra構想における超分散型iDCの
テクノロジーによって、月6,300円~という低価格を実現しています。

ホスティング型クラウド事業の費用の多くは、電気料金になります。
(データセンターの費用の3割~4割は電気料金が占めています!)

大量のサーバーを稼動させる電力だけではなく、そこから生まれる熱を
冷やすための電力も膨大です。その為、サーバー毎の電気料金は、
分散させて一台で運営する場合と比較すると相当割高になります。
(データセンターの電力設備の減価償却費用も必要です)

分散させることで、事業所の普通電力レートを使って特別な
設備無しで運用することも出来ます。またServersMan@CASは、
UPSを利用することも出来ます。

50名を超える事業所に対しては、別のソリューションが必要だと
思われますが、50名以下であればこれらのスペックでのメリットの
方が大きいと判断しています。

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また、ServersMan@CASに 3G(現在はemobile)のドングルをさすことで、
オフィスのインターネットが切断された場合も3G回線をバックアップ
回線として利用できます。

たとえば、DTIの高速モバイルプランは月額790円(業界最安値)から
このサービスをご提供できますので、こちらを安心の為にご利用いただくことも出来ます。

さらに、ServersMan@CASは、今後もソフトウエアアップデート(一部有料)
によるソフトウエア的側面と、ハードウエア自体のバージョンアップによる
進化を続けていきます。

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Phase1では、Cloud Storage としての利用が主になりますが、
Phase2では、我々が「CAS Computing」という、クラウド環境を構築します。

これは、様々なクラウドアプリケーションを、CASに実装し、オフィス内外
からブラウザーだけで、様々なアプリケーションを利用できるようにして
行きたいと考えています。

また、ServersMan@CAS が狙う市場は、日本以上に中国のほうが大きいです。

・SMB市場は圧倒的に中国が大きい。
・SMB市場は、クラウドを信じていない。大切な情報は手元に保存する。
・IPアドレスが枯渇している。
・国土が大きいために、SMB向けのSIや保守は困難を極める。

中国に関しても粛々と動きを進めています。

今回は、インターネットがインターネット本来の力を発揮することで、
顧客体験の飛躍的な改善を実現した、ひとつの節目となるプロダクトだと
自負しています。

そして専門の営業チームを組織して、下期の売上げ寄与を実現して行きます!

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また、フリービットが目指すクラウドサービスに関しては、12月にさらにMEXを含めた
カタチのランナップのご紹介をさせていただく予定です。買収後必死で行ってきた、
ラインナップの統合、システムの統合などが下期にいよいよ姿を現します!