MEX社 TOB成立と今後の方針のお知らせ
先週金曜日に告知させていただきましたとおり、2月13日より開始しておりました
メディアエクスチェンジ株式会社に対する株式公開買付けは83.1%の
株主様に応募いただき、下限を大きく超えたことによりまして無事成立いたしました。
公開買付けに応じていただいた、メディアエクスチェンジ社の株主の皆様
本当にありがとうございました。
今後は、現MEXの経営陣、スタッフの皆さんと綿密な連携をとりながら、
フリービットが目指すSmart Infraの戦略的存在として、企業価値向上に
可及的に速やかに邁進していきたいと思っています。
DTIの買収におきましては、買収後 約2年弱の間に、FBとの統合プロジェクト
「Phoenix One」におきまして、サービス評価の向上(MM総研「基本・付加価値
サービス1位獲得)」)と、約10倍の利益水準を達成することが出来ました。
MEXでも同様の「迅速、大胆、かつ丁寧な」取組みを行って行きたいと思ってます。
現時点での我々のMEX事業に対する考え方を少しご説明させていただきます。
詳細は、4月に予定しておりますフリービットの次期中期経営計画の発表の際に
ご説明させていただきます。本日は、アウトラインのみをご説明いたします。
1.MEX事業に対しての前提
MEXは資本政策などでの混乱があり、数年間「時間が止まっていた」状態にありました。
その間に世間のデータセンター事業は、市場の成熟度が進みネットワーク技術による
差別化だけでは競争優位が確保できない段階になりました。サーバーの仮想化等の
新たな抽象化への取組みを含めた「あたらしい技術潮流」への素早い対応のほか、
ブランディング/マーケティング戦略、財務的な視点も加えた総合的な経営力が
必要とされる時代となっています。
すばらしいリソースがありながらも資本政策などで生まれてしまった
「失われた数年」を取り戻し、追い越していくために強い意志を持って
改革を断行していく必要があります。
2.シナジーの方向性
「MEXのネットワーク技術力をFBの経営力/技術力で最大限にレバレッジさせ、
Smart Infraの実現を目指す」
3.今後の方針(詳細は4月に発表いたします。現在はアウトラインと解釈ください)
[止血フェーズ]
・現在年間約5億円の赤字ですが、来期中に営業利益ベースでイーブンに戻します。
(MEX単体が収益イーブンであれば、連結では逆暖簾が営業外収益に貢献します)
・インフラ事業を1年間で収益改善させるためには大変な努力が必要ですが、
そのための早期のアクションを断行していきます。遊休スペースの縮小や、
財務的なリストラクチャリング、フリービットグループとのネットワーク環境の
統合を早期断行します。
[成長フェーズ]
詳細は現在ではお話できませんが、既にアップサイド増加に向けたいくつかの動きを
行っています。ポリシーは、フリービットの次期中期計画であるSiLK VISION 2012で
発表できるかと思います。
4.スケジュール
4月発表予定の次期中期経営計画「SiLK VISION 2012」に数字を組み込みます。
現在、フリービットグループは、次期中期経営計画SiLK VISION 2012に向けて
着々と準備を進めています。「あたらしいインフラはあたらしい発想を生む」
というコンセプトの元、今年は「飛躍」を目指してまいります。
MEX事業の「失われた数年」を取り戻し、更に他社を追い越していくためには
相当な覚悟を持った取組みが必要だと認識しています。しかし、我々は
この勝負に必ず勝つ決意です。