DataCenter 3.0 軽くて賢い新しいITインフラ
昨日午前中に、いくつか情報を調べていたら、米国CISCOがついに2年前ほどに発表した、
DataCenter 3.0のビジョンにしたがって、サーバ機器の提供にまで
分野を広げるという発表があった。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20090121/323159/
DataCenter3.0構想とは
「(データセンター全体を仮想化して)仮想サーバー、ストレージ、ネットワーク資源で
構成するインフラをリアルタイムかつ動的に制御する仕組みを提供する」(一部略/追加)
仮想化技術によって、ダイナミックにリソースを
提供していくプラットフォームを提供するというものだ。
方向性としては、フリービットのコアコンポーネントAPIにとても近い。
フリービットのデータセンターは巨大なAPI群であり、機能を限定した形で
同様のポリシーでリソースの提供をリアルタイムかつ動的に行っている。
また、フリービットは顧客が使うネットワーク自体も仮想化することが出来るという点で、
更に先を行っていると思っている。
新しい産業を生むためには、このような「新しい発想のインフラ」が必要になる。
様々なインフラの上で、人々は生活をし、ビジネスが生まれている。
今までの土木のようなインフラではなく、仮想化によって生まれてくる
「軽くて賢い新しいITインフラ」が今求められていると思う。
「クラウド」という言葉が登場し定着したことによって、ネットワーク上の
どこかのリソースを疑問なく信用し利用することの嫌悪感がなくなったとき、
本当のインターネットビジネスが活性化し、我々の超分散型の仮想化技術と
運用技術の本領が発揮されてくると思う。
この「軽くて賢い新しいITインフラ」を構築し、運用していくことはこれからの
フリービットにとっての社会的な使命なのだと思っている。
この構想の実現と、これらを実現したサービスの実例の提供
に向けて昨年からずっとずっと準備をしてきている。