DTI 法人営業部門の吸収分割に関して
フリービット、DTIでは、本日の取締役会でDTIの法人営業部門の
フリービット本体への吸収分割を決議いたしました。
http://www.freebit.com/ir/pdf/2007-12-27.pdf
中期経営計画「SiLK VISION 2010 ver.2.0」で定義した事業ポートフォリオに
従った具体的なグループの最適化作業の一環となっております。
[SiLK VISION 2010 ver.2.0での事業ポートフォリオ]
・フリービット本体は、ユビキタス化事業の4つの成長領域を
中心としたBtoB事業を展開。
・BtoC事業は「ユビキタスプロバイダ」DTIにすべてのサービスを集約
という方針となっています。
フリービットグループ(FB、DTI)としては利用トラフィックとして「個人ユーザー向け」が
圧倒的に多く、その「個人ユーザー向けサービス」のみでもバックボーンなどの採算が
取れているため利用トラフィック傾向の異なる「法人向けサービス」はネットワーク
利用効率が良く利益率の高い事業となっています。
# フリービット本体の顧客は、法人様ですがBtoCviaBモデルで最終ユーザーは
# 個人ユーザーである場合が多いので、利用トラフィック傾向では「個人向け
# サービス」に分類されます。
DTIは、創業以来法人向けサービスを行ってきており、ハウジング、
VPN(仮想専用線サービス)等を中心に、売り上げは個人向けサービスと
比較しますと大きくないですが、年間2億円強の利益貢献をする
優良サービスとなっています。
ただ、DTIは個人向けサービスが中心であるために、
法人向けサービスには力を入れつつも、どうしてもマイナーな
位置づけとなる傾向がありました。
今回、BtoBを主力とするFBの法人向け営業部門に統合し体制を強化し、
EmotionLink等と組み合わせることなどで、差別化し利益率の高い事業の
更なる成長を目指していきます。
フリービットでは、ユビキタス化事業の「4つの成長領域」の
ひとつに、EmotionLinkを用いたVPN(仮想専用線網)を
設定しており、両部門のシナジーはきわめて高いと考えられ
ます。
当事業はフリービット本体内でVPN事業、メッセージング事業を
統括している「インターネットビジネス推進部」に事業を
集約することで、既存VPN顧客へのMyVPN USBノードのような
新商品の提供など新たな展開が生まれてくるものと思われます。また、
VPNサービスの事業ボリュームが大きくなったことにより、さまざまな相乗効果も
見込まれています。
また、既存のサービスはそのままご利用いただけますので既存ユーザーの
皆様はご安心ください。
また、連結の業績予測に関しては、グループ内の移動の為に影響はありません。
フリービットの個別での業績予測に関しましては現在精査中となり、
判明次第開示を行います。