世界最大規模のIPv6&IP-Centrexサービスの長期業務委託契約を締結!

世界最大規模のIPv6&IP-Centrexサービスの長期業務委託契約を締結!

昨日、午前10時からの臨時取締役会において、株式会社共立メンテナンス
株式会社オーティ・コムネットとの間の世界最大規模のIPv6 IP-Centrex
電話サービスと、全寮室へのインターネット接続サービス提供の長期業務委託契約に
関する一連の決議を行い、正式に契約を締結いたしました。

[プレスリリース内容]
http://www.freebit.com/press/pr2007/20070731.html

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契約規模、期間を考慮するとフリービット創業以来最大規模の契約と言っても過言では
ない程であるために、社外取締役の出井氏にもしっかりと内容をご説明させて
いただき決議させていただきました。

# 新経営陣の初決議がこのように大変喜ばしい内容であることに
# いい船出であることを感じました!

株式会社共立メンテナンスに対しては、既に2年間ほど同様のサービスを提供して
参りましたが、今回の取引では、

1.契約期間の延長(長期契約の締結)
2.電話機等のハードウエアや初期設置工事などの分野を株式会社オーティ・
コムネットに移管し、フリービットは得意のサービスモデルへ特化できること
になった。(サービス分野特化による粗利率の向上)

ということが特徴となっています。

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フリービットのSiLK VISION 2010での、

スペシャリストモデル>ユビキタス化事業>メッセージ領域

での重要な成長&利益創出分野として位置づけられているサービスであり、
中期計画実現に向けて大変重要な足固めができたと実感しています。

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この取引にあたって、現在までフリービットが一括提供していた、
通信設備初期工事の権利の譲渡と除却に関して、特別利益と特別
損失(今回適時開示部分)と、全IPv6電話機の権利移管に関して
ワンショットの営業売上げと利益が発生しています。

通信設備初期工事部分で発生した特別利益(権利の譲渡)と、
特別損失(権利の除却)部分で、除却部分が5,728千円多く
なっていますが、これは、フリービットの会計処理のルールに
基づき、7月分の減価償却費の計上を行わず、6月末時点の簿価
に基づき除却を行っているためとなります。その為、金額差は
7月分の工事の減価償却費に相当するものとなりますのでご安心ください。

[適時開示内容]
http://www.freebit.com/ir/pdf/2007-07-31.pdf

何度かご説明させていただいていますが、フリービットのビジネスの特徴として、
コアコンポーネントAPIを組み上げてサービスを開始する、
SI(システムインテグレーション)部分では売上げ額は上がりますが、SIという
付加価値がとり難い分野ですので、粗利率は本来のユビキタス化事業が持っている
ポテンシャリティと比較して低下します。サービスが開始されて、継続課金モデル
にシフトしたときに粗利率はぐっと上がってきます。今回のディールも2年かけて
その本来のモデルにシフトすることができました。

また、株式会社共立メンテナンスさんは、学生寮・社会人寮分野では
トップ企業であり、毎年積極的に規模を拡大されています。当契約では、
その規模拡大に伴って、IP電話、インターネット接続サービスの提供
規模が拡大される事となっていますので、今後の自然成長も想定されます。
(2006年度実績 21棟、1,642室増加)

今回の契約は、規模や期間だけでなく、IPv6による我々のソリューションを
実際に2年間ご利用いただき、評価をいただいた上で、長期契約をいただいた
という大変喜ばしい内容となっています。Overlay Internetと仮想化技術に
よって類を見ない規模のIPv6 IP-Centrexシステムの導入と安定運用を実現し、
純粋なサービス提供へのシフトを達成した、担当部署のスタッフの皆さん、
そして技術陣の執念に心から感謝の気持ちを伝えたいと思います。

また、このようなチャンスを与えてくださった、株式会社共立メンテナンス様にも
本当に感謝しております。

ハイブリッドモデルだけでなく、スペシャリストモデルのユビキタス化事業も
極めて積極的に展開しています。SiLK VISION 2010達成に向けて着々と
歩を進めつつあります。具体的に、着実に!