livedoor接続サービス事業の吸収分割に関して
平成19年6月13日開催の当社取締役会において、当社は平成19年8月1日を
効力発生日として、株式会社ライブドアの「livedoor 接続サービス」事業に
関する権利義務を会社分割(吸収分割)により承継する契約を締結することを
決定いたしましたのでお知らせいたします。
[livedoor接続サービス吸収分割契約締結に関するお知らせ]
http://www.freebit.com/ir/pdf/2007-06-13.pdf
本日訪れたInterop会場にて、偶然livedoorさんのブースを発見し
”縁”を感じる。発表の10分前!
livedoor接続サービスの事業承継は、6月11日に発表いたしました
SiLK VISION 2010(中期経営計画)の中の「ハイブリッド戦略」の
第一号事例となります。
[ハイブリッド戦略]
http://atsuki.net/archives/2007/06131044.html
[SiLK VISION 2010]
http://www.freebit.com/ir/pdf/2007-06-11_2.pdf
今回、会社分割(吸収分割)という方法で事業を承継しましたのは、
ライブドア社の接続事業をフリービットが包括的に承継することにより
法的な手続を簡易にし、効率的に事業の移管ができるのはもちろん
のこと、何よりもlivedoor接続サービスご利用の皆さんの利便性を
考慮したことによります。
継承する事業規模は、
売上高 1.54億円
営業利益 0.44億円
純利益 0.43億円
となっております。
フリービットは、株式会社ライブドアに対して既にネットワーク、
サポートなどのコアコンポーネントAPIを提供している為に、
実際の売上の増加分は、これらのコストを引いた部分となります。
(利益は、ほぼすべてがadd onとなります)
また、livedoor接続サービスのユーザーの皆様は一切設定などを
変更する必要が無い為に、スムーズな事業移管と移行による
価値毀損を他社による取得と比較して極めて軽微に押さえる
ことができます。
今回の契約は当社の「ハイブリッド戦略」の強みを発揮するいい事例と
いえると思います。
・既にサービスを提供しているISPであれば事業を承継してもコストは
変わらずに利益・売上とも増加。
・ユーザー環境を変更する必要が無いので、移管による価値毀損が
少ない。その為に通常のISP統合などではターゲットにならない
中小規模ISPとも資本提携することが出来る
・集約と規模のメリットによって、ISP顧客のサービスレベルと
顧客満度は向上する(Ubiquitous HUBのプロダクトが利用できる)
SiLK VISON 2010 達成に向けて、新規ハイブリッド戦略を
粛々と進めてまいります。
また、個人的にはlivedoor接続サービスはとても思い入れの
深いサービスとなっています。
フリービットは、「インターネットを広げ社会に貢献する」為に、
2000年5月の設立時、コアコンポーネントAPIを組みあわせ、
「無料ダイヤルアッププロバイダの為のプロバイダ」事業をスタート
させました。(後にこの技術は特許化されました)
その最大のユーザーとなっていただいたのが、livedoorさんでした。
旧オンザエッヂの堀江貴文社長とその後(2002年)に初めて出会い、
無料接続サービスを軸にしたコンテンツサービスへの誘導という
ビジョンを熱く語り合ったことを覚えています。
[(2002)livedoor NeXT STEP!]
http://atsuki.net/archives/2002/11071200.html
堀江社長はlivedoorブランドをポータルに変貌させ、皆様ご存知の
通りの活動をされました。フリービットは、接続サービス部分の
バックエンドを「技術とZen Of CS」で支え続けてきました。
その当時、お客様に宣言した「わくわくするサービス」の実現に向けて、
少し時間はたってしまいましたが、着実にステップを進め、必ずや
約束を果たしていきたいと思っています。
ISP is The Ubiquitous HUB
我々は、新時代ISPのカタチを具体的に追い求めて、
新たなるインターネットのフロンティアを開拓していきます。
また、我々は上場を期に、コアビジネス、コアテクノロジー分野に特化した
「フリービット流」の資本提携戦略を推進し、SiLK VISION 2010 の実現に
向けて日々努力してまいります。